笑いの効果を考えてみた、5つの事

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warai-kouka
子供を見ていると、色々な出来事に対して本当に良く笑います。

ケラケラと笑っている姿は、こっちまで笑顔にします。

子供たちはただ、「楽しい」から笑っているというのが伝わってくるからだと思います。

しかし、大人になるにつれ、笑う事がどんどん減っていくと思いませんか?

お腹を抱えて笑ったのは、いつですか?今、1日に何回笑いますか?

笑うと、幸せな気持ちになりますよね。

それに、笑うと身体や心に、色々な効果があると言われています。

今回は、そんな笑いの効果について書いていきたいと思います。

 

笑いの効果を考えてみた、5つの事

ストレス解消

笑うと、副交感神経が刺激され血行促進や緊張をほぐす効果があり、とてもリラックスした状態になります。これは、ストレスホルモンの分泌を減少させるのにも繋がるので、ストレス解消になるのです。

「笑う」という行為は、ストレスをたくさん抱えている人ほど副交感神経に強く働くので、作り笑いだとしても効果がでるのです。

無理やり口角を上げて作った笑顔でも、やっているうちに楽しくなって、なぜだか?だんだん本当の笑顔になってきます。

反対に考えると、笑わない人はストレスが溜まりやすく、上手く発散できないので色んな弊害が出てくるかもしれません。

最初はうまく笑顔になれないかもしれませんが、「鏡の前に立つときは口角を上げる」などルールを決めてやってみると、徐々に心から笑えるようになるでしょう。

 

免疫力UP

笑うことで自律神経(交感神経と副交感神経)を刺激し、血圧を下げ、心拍・呼吸を整える効果があります。また、脳の血流量を増加させ、血液の流れをよくするなど、体にとっていいバランスを取ってくれます。

そして笑いは、身体に悪影響を及ぼす物質を退治する「NK細胞」を活性化させます。その結果、がんやウィルスなどの病気のもとを攻撃する力が増すので、病気になりにくくなります。

また、免疫力が低い人は高く。免疫力が高い人は低くする効果があります。免疫力が高すぎても他の病気(アレルギーなど)にかかってしまうので、免疫力を正常な範囲に調整してくれる「笑う」という行為は病気になりにくい身体作りに最適なのです。

 

鎮痛作用

どこかに足をぶつけた時に、思わず笑ってしまったことはありませんか?

笑うと「幸せ物質」と呼ばれる「エンドルフィン」を放出させます。エンドルフィンが鎮痛効果を発揮して、痛みを和らげてくれるのです。

エンドルフィンは、あのモルヒネの6倍に相当する鎮痛作用があるとされています。鎮痛作用についてこんな研究データがあります。

【リウマチ患者の集団に40分間リウマチに関する講義を聞いてもらった後と、同じ集団に40分間落語を聞いてもらった後で、それぞれ唾液検査を行ったところ、前者は、免疫を制御するインターロイキン6やコルチゾールなどのストレスホルモンの増加が見られたが、後者はそれらが減少し、減少量は鎮痛剤の1週間分に相当したことが分かったということが報告されています。】

 

筋力UP

笑うときには胸やおなか、腰、背中などさまざまな部分の筋肉を使っています。これは筋肉トレーニングになり、筋力UPに効果がありと言えます。

この運動量は、早歩きほどではないですが、運動不足の現代人や、高齢者にはいい運動になると思います。

そして笑うことは、優れた有酸素運動です。1日100回笑うと、15分間のエアロバイクをしたのと同等の運動効果があると言われています。1日15分笑うと40kcalの消費になります。これを毎日続けると、1年で2キロの脂肪が減る計算になります。

笑うことは心臓にもよく、動脈をゆるめて血圧を下げ、その結果血流が良くなります。これは、45分間の有酸素運動と同じ効果になります。毎日15分笑っていたら、心臓発作のリスクを劇的に下げることができます。

また、「微笑み」や「笑顔」は脳をリラックスさせますが、意識的に声を出して笑うほうが、脳だけでなく全身に与える運動効果が高くなります。

 

人間関係が円滑に

まず、笑顔が嫌いな人はいないということです。いつも仏頂面の人には話しかけづらいですが、いつも笑顔の人には話しかけやすくいい印象を持ちます。

そして、恋人・友人・家族など、他の人と一緒に笑うことは親密で信頼のある絆をつくることができます。笑いは二人の距離を縮めてくれます。そして、笑って幸せな気持ちは、周りの人にも伝染します。

一緒に笑った人とは、心の壁を取り除き、お互いに手を差し伸べる、気持ちの良い関係が築けるのです。よく笑っている人は、魅力的に見えて、好意的に人も集まってくるので、人間関係も良好です。

 

いかがでしたか?

上記に書いた以外にも、笑いには色々な効果があります。

表情筋を目一杯使うので美容効果がある。人間関係の項目と関連しますが、面接や会社の取引などポジティブな結果に行きやすい。

糖尿病患者の血糖値を下げる効果がある。笑いは腹式呼吸+α波が出るスイッチにもなるのでリラックスできる。などなど様々な効果が期待できます。

自分も幸せに感じることが出来るので、もっと日常生活で笑う機会を増やしてみませんか?

 

まとめ

笑いの効果を考えてみた、5つの事

  • ストレス解消
  • 免疫力UP
  • 鎮痛作用
  • 筋力UP
  • 人間関係が円滑に