人を信じるというのは、とても勇気の要る事ですね。
愛情と同じ位、見返りを期待しない、純粋に発信型の感情ではないでしょうか。
信じて裏切られたり、騙されたりという事も、もちろんあります。
ですが、自分が信じた事で相手の信頼を得て、思わぬチャンスを手にしたりする事もあります。
自分を取り巻く人間関係で、人を信じる事が大切な5つの理由をお話しましょう。
信じる心は自分と周りを幸せにする
人を信じる心が大切な5つの理由
人を信じるとは、自分自身を信頼すること
ダマされるかも・・・、この人、信じて大丈夫・・・?
最初からこの気持ちがある時、人は大抵、自分にゆとりがありません。
また、無意識に怯えがありますから、他人との関係も「ぎくしゃく」しがちです。
そして、相手を信じられるかしら?と、疑っている時は自分自身への信頼も欠けています。
知らない土地で、地図もなく分かれ道に立った時に、どちらの道を選ぶかは自分次第です。
選べるからこそ右でも、左でも前に進めます。信じるか信じないか、どちらも自分の自発的な選択です。
一つ違う事は、信じない事を選んだ場合、ダマされる危険は皆無ですが、人との繋がりはありません。
信じた場合には、騙される確率は50%ですが、3つ良い事があります。
新たな人とのつながり+相手を信じた事で相手に受け入れられる+自分の勇気を知る。
勇気を確信できると、目の前に障害が起こったらどうしよう、という心配は消えます。
そして、自分への大きな信頼が生まれます。
人付き合いに自信が持てる
こちらが相手を疑って見ている時は、それが相手に通じてしまい、相手もあなたに対する猜疑心が働きます。
胡散臭い奴だと、思われてしまうのですね。
相手が信じたら、自分も信じるという考え方もあるのですが、これでは「卵が先か鶏が先か」の話と同じで、いつまでたっても堂々巡りです。
でも、自分を信頼出来るようになると、人と接する事がとても楽になります。
相手が、どのような考えの人でも、どのような癖のある人でも、振りまわされなくなります。
人付き合いに不安が少なくなれば、人間関係はスムーズに運びます。
上の項目で、お話した事と重なりますが、自分を信頼出来る時は、自分の勇気も確信出来るので、「トラブルが起こったらどうしよう」という、考えが生まれなくなります。
これは、牽引の法則にも当てはまり、自分にとって、良い状態や好ましい事を習慣的に考えれば、その様な良い状況が訪れる事に関連しています。
期待はしても期待に縛られない
信じる事は、自分の自発的な選択で、同時に自分を信頼する事だとお話しました。
自分を信頼出来ると、他人に期待はしても、過度な期待はしなくなります。また、その期待がはずれても、大きく落胆する事はありません。
職場などで、「期待しているよ」と、言われる場合があります。
これは、君の能力を信じているから頑張ってくれ、という意味の激励です。もちろん、相応の結果を要求されます。
ですが一般的に、自分が何かを期待する時は、『そうだったらいいな、そうあることを願う』という、個人的な願望です。
一方的な思惑なので、本来は相手が応えてくれたら、「ラッキー」程度のものです。
自分を信頼でき、相手を信じる心がある時は、期待という名で相手を抑え込まず、自分に呪縛をかける事もありません。
ですから、人間関係が「期待」に因って、ぎくしゃくする事は起こらなくなります。
そして、信じる事と期待する事が、違う事も明確になります。
どんな状況でも、良い方向へ転換させられる
人を信じて接する時、相手の言動も信頼します。
相手のとった態度、発した言葉に嫌な思いをしたとしても、その奥には、必ず良い意味が含まれていると信じる事です。
瞬間的に見えている部分だけで判断せずに、相手の本意を理解する努力をするようになります。
人は、言葉で意思の疎通を行いますが、いつも自分の思っている事を完璧に表現して、相手に伝えているわけではないからです。
また、話をしている時に他の事が頭にあると、伝え方が雑になったりします。
ですから、相手の言動には良い意図があると信じて、表面的な部分だけで判断をしないようにすれば、どんな状況も好転させる事が出来ます。
他人も、自分も、幸せになれる
とても単純な事ですが、誰かが心を開いて、あなたを信じてくれたら。
または、信頼されたら、あなたはどんな気持ちがしますか?少なくとも、嫌な気持ちはしないでしょう。
相手にとっても、これは同じ事なんですね。
誰かが信じてくれた時、小さいながら幸福感が生まれます。
この幸福感は、「元気や勇気、やる気」を与えてくれます。
この幸福感は、人間関係をより良くしていきたい時に、大きな力を発揮してくれます。
いかがでしたか?
信じる事は、色々な状況で難しさを伴いますね。
例えば、見ず知らずの人が家に訪ねて来たとします。この瞬間に、胡散臭い奴と思えば、この人物を信じない事になります。
ですが、この人が、ある品物を買わないと、禍が起こると言ったとします。多分疑うでしょう(信じない)。
でも、疑う前に「この話は理にかなっているだろうか?」と、考えますね。
そして、この話は変だと結論を出す事で、この人は自分を騙そうとしている、と疑うわけです。
奇妙な話を信じないのであって、話をしている相手を信じないのではありません。
こういった場合は別として、家庭、職場、学校や子供を通じて出会う人々との人間関係は、信じる心を持って相手に接すると、驚くほど円滑にいくものです。
まとめ
人を信じる心が大切な5つの理由
- 人を信じるとは、自分自身を信頼すること
- 人付き合いに自信が持てる
- 期待はしても期待に縛られない
- どんな状況でも、良い方向へ転換させられる
- 他人も、自分も、幸せになれる
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