人の価値観が違うのは、育ってきた環境が違う、受けてきた教育も違う、場合によっては時代も違うので、違わない方がおかしいのです。
兄弟であっても、全く同じ環境から影響を受ける事はないので、当然違うのです。
ただ、理屈では理解が出来るのですが、人は無意識に、自分の価値観で判断してしまうのです。
なぜなら、自分が体験した事からしか判断が出来ないからです。
他の人の価値観を、知識や情報で、何となくは把握は出来るのですが、実際には、ごく一部の事しか把握は出来ないのです。
価値観の違いを受け入れる事、認める事は簡単ではないのですが、価値観の違いに「気づく」事出来れば、価値観の違いに違和感を感じなくなります。
価値観は人それぞれ、自分の価値観で判断するな
価値観が違うのは当たり前に「気づく」
「価値観が違うのは当たり前」というのを、頭ではわかっていても、違いがあると違和感を感じるのは、誰でも同じなのです。
違いを受け入れる事が出来なくてもいいので、違う事を中立に考えてみてください。
つまり、どんな価値観であっても、善でも悪でもなく中立であるという事です。
価値観の違いを受け入れるには、ある程度の知識と時間が必要なので、違いを受け入れられない自分自身に、「気づく」ことが必要です。
当たり前の事に違和感を感じている自分に気づいて、その自分に対しては、否定も肯定もしないでいいのです。
価値観の違いからのメリット
人それぞれの価値観があるから、人間関係の面白味があるのです。
共感が出来る人とは、簡単に共感が出来るのですが、ただ同じ価値観の人とばかり接していても、人生の幅は広がらないし、視野を広く見れないのです。
特に価値観が多様化されている今の時代は、価値観がどんどん広がっているので、自分の価値観だけの視野で、見る事が出来ない時代でもあるのです。
「こういう価値観もあるんだ、ああいう価値観もあるんだ」と、柔軟に見る事が出来ると、共感が出来なかったとしても、少しでも視野を広げる事が出来るようになります。
価値観は押し付ける事が出来ない
自分がどんなに良い価値観だと思っていても、価値観は他の人に押し付ける事は出来ません。逆に、他の人から押し付けられる必要もないのです。
「自分は自分、相手は相手」と、ハッキリと価値観の違いを分離する意識をしてみてください。
価値観が違ってもいいのです。否定も肯定もしないで、押し付ける事も、押し付けられる必要もないのです。
どんな価値観であっても、押し付けられて、良い気持ちを感じる人はいません。
自分の価値観を押し付ける人は、良かれと思って押し付けるのですが、相手にとってはいい迷惑なのです。
相手の価値観の背景を考えてみる
相手の価値観を、完全には理解出来なかったとしても、なぜそのような価値観になったのかを、自分なりでいいので考えてみる事も必要です。
例えば、10歳以上の違いがあると、価値観は大きく変わります。育ってきた時代背景も違うし、社会環境も違うので、当然価値観も違うのです。
まして、20年以上の違いがあった場合、全く価値観が合わないのは当然であるのです。
基本、親と子供は最低でも20年の差があるので、価値観が違うのです。
相手の価値観を自分なりに時代を分析して、考えてみる事も必要なのです。
価値観に対して柔軟になる
人の価値観というのは、自分が信じている事が価値観になるのです。
同じ景色を見ていても、信じている事の違いで、見え方が変わってくるのです。
価値観の違いというのは、単に見え方の違いなので、善でも悪でもないし、否定する必要も、肯定する必要もないのです。
人の価値観に対して、どれだけ柔軟にみる事が出来るかは、自分次第でもあるのです。
視野が広がった分だけ、柔軟になる事が出来るのですが、視野を広げる為には、出来る限り、多くの人の価値観に触れる事なのです。
ただ、人脈があまり多くない人は、無理に視野を広げようとしなくてもいいのです。
今の人間関係の中からでも、自分と違う価値観の人と接しているだけでも、視野は広がっていきます。
いかがでしたか?
人が本当に成長しやすいのは、自分と違う価値観を持った人と接する事であるのです。もちろん、最初は大きな違和感を感じます。そして、その違和感に苦しくもなります。
ただ、自分の視野を広げるというのは、多少の違和感を感じなければ、視野は広がらないのです。同時に、成長する時というのは、居心地の良い所では成長は出来ないのです。
価値観の違いを理解出来る人になればなるほど、人としての器も広がっていきます。
価値観の違いから、人生を楽しむ余裕を持てるようになれば、価値観の違いの素晴らしさにも気づく事が出来ます。
まとめ
価値観は人それぞれ、自分の価値観で判断するな
- 価値観が違うのは当たり前に「気づく」
- 価値観の違いからのメリット
- 価値観は押し付けることができない
- 相手の価値観の背景を考えてみる
- 柔軟な価値観を持つ
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