やらなくてはいけない事が貯まっているにも関わらず、目の前の課題になかなか集中できない。
そんなこんなで、さらに溜まっていく課題に取り組む気すら失せてしまう・・・という悪循環に悪戦苦闘していませんか?
今回は、仕事や勉強・日常のちょっとした作業の中に活用できる、集中力UPのための簡単な方法をご紹介します。
集中力が続かないと思う前に、やっておきたい5つの方法
時間制限を設ける
人間はどんなに真面目な人でも、マンネリ化した状態や何のプレッシャーもない状況では、つい楽をしようとしてしまうものです。
時間制限を決めずに作業を始めてしまうと、どうしてもダラダラしてしまって、なかなか作業は進みません。そんなときは、タイムプレッシャーをうまく取り入れてみましょう。
全力を尽くして、やっと完了することができる程度の時間設定を作業に設けることで、作業の内容に加えて、“時間のプレッシャー”という課題ができるのです。
この、“時間のプレッシャー”は、難易度の調節の役割を果たします。
時間内に終わらせなくては!という負担があった中で、やりきることができると、ただ作業を終えることに比べて達成感が強く、またそれが快感として、脳に良い刺激となるので、さらなるやる気の向上につながるのです。
ご褒美制度
「この作業を終えたらおやつを食べられる!」「終わったらショッピング!」など、自分のモチベーションがUPするご褒美を、作業終了の後に用意しておきましょう。
物質的なものではやる気が上がらないという方は、この仕事や課題を通して、こんなスキルを身につけることができる、こんなことができるようになれる、など自分の成長を動因にするのもいいでしょう。
そうすることで、目の前の課題を終わらせようという気持ちが湧いてきます。
また、作業中に“スマホが触りたい”、“漫画の続きが読みたい”などの誘惑に駆られて集中を削がれてしまった場合は、一度その願望を紙などにメモとして書き出してみることをお勧めします。
これは、一度願望をアウトプットして、“見える化”することで激しい欲求が少し落ち着くからです。
こうして、メモしておいた願望を作業終了後のご褒美として取っておいて、目の前の課題を終わらせることに気持ちを向けましょう。
休憩をはさむ
心身共に疲れているときに、いくら頑張って仕事をしても、それは効率が悪くなるだけです。
そういうときは、思い切って休憩をしましょう。チョコレートなどで糖分摂取するのも疲れをとるのに良いですが、昼寝などのちょっとした睡眠も効果的です。
超現実主義の画家で知られる、サルバドール・ダリは、椅子に腰掛けて指にスプーンをはさんだ状態で眠り、指の力が抜けて、スプーンが落ちた時の音で目覚めるという、スタイルの居眠りをしていたそうです。
この居眠りの方法は、深く眠り過ぎず、あくまで頭の休息を目的としたちょうどよい睡眠方法で、脳の休息だけでなく、スプーンの落ちたときの音によって、新しいインスピレーションが浮かぶ、といった効果もあったようです。
ちょっとした睡眠は、普段仕事などで主に使っている、論理的思考を司る左脳より、創造力の働きを持つ右脳を活発にします。
軽い睡眠で思い切って休息をとれば、全く思いもしなかった、新しくて独創的な発想が浮かんでくるかもしれません。
とにかく行動する
ランナーズハイという現象をご存知でしょうか?
マラソンなどで長距離を走っているランナーたちは、走っているうちに快楽物質である、ドーパミンやエンドルフィンが体内に分泌され、苦しいはずなのに走ることが快感となり、どんどん走れてしまうという現象です。
私たちの脳は、一度仕事や勉強などの作業を始めると、それに引き込まれていく“引き込み現象”という性質を持っています。
つまり、走ることでもなんでも始めは気乗りがしなくても、思い切って行動してしまえば自然とその作業に集中していくものなのです。
やる気が出るのを待つ前に、行動してしまいませんか?
新しいことに挑戦し続ける
人間には、“ネオフィリア”という、新しいもの好きな性質があります。
毎日を、ただなんとなく過ごし、退屈だと感じてしまうようになると、私たちの脳の成長は止まってしまい、あらゆることに意欲的に取り組むことができなくなってしまいます。
私たちの脳を退屈させないために、常に新しいことを取り入れて刺激していくことが大事です。
例えば、いつもの作業に「〜分で終わらせる!」「〜を完璧に仕上げる!」といった、新しいちょっとした課題を加えてみる、空いた時間に音楽や本を読んで新しい世界に触れてみる、など単調に過ぎてしまいがちな毎日を工夫して、挑戦し続ける日々にしてみましょう。
新しいことに取り組み続けることが、私たちの脳の行動回路を強化し、意欲的に様々なことに取り組むエネルギーになります。
いかがでしたか?
やらなきゃ!と焦りつつも、なかなか集中力が続かず課題が貯まっていくと、精神的にも大きな負担となりますよね。
そして、集中できない自分に苛立ちを感じて、余計に物事に取り組む余裕がなくなってしまい、悪循環に陥ってしまいます。
そんなときは、ご紹介した方法を取り入れて、ストレスなく目の前の課題を楽しんでみてください。
まとめ
集中力が続かないと思う前に、やっておきたい5つの方法
- 時間制限を設ける
- ご褒美制度
- 休憩をはさむ
- とにかく行動する
- 新しいことに挑戦し続ける
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