内気な性格を直したい、5つの心得

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人格は、大きく5つの特性に分けられるのをご存知ですか?

でも最近では、外向的と内向的の、両極端な面が強調されてしまっているようです。

そして、内気な人というと、「はきはきしない」「気が弱い」「人とうまく接する事が出来ない」、などの面が強調されがちです。

でも、「遠慮深い」「恥ずかしがり屋」など、素敵でかわいらしい部分も持っている人です。

自分の素敵な部分を残しながら、「こんな自分だったらいいナ」を、肯定的にイメージングする事から始めてみませんか?

 

内気な性格を直したい、5つの心得

まずは、自分を認めよう

性格を直したい、既に自分のために努力を始めている。これは、とても凄い事なんです。

人間は自分に甘い動物。性格に関しては、なおさらです。

でもちょっと待って、直さなければならない悪い性癖でしょうか?

TED Conference(テド・カンファレンス)という、毎年大規模な世界的講演会がありますが、こちらで内向的な人は、才能と能力を世界にもたらしている、と講演されたスーザン・ケインさんも内向性です。

興味のある方は、TED英文翻訳資料を読んでみてくださいね。
TED英文翻訳資料

人は、一人一人、個性があります。

今の自分を見つめ直して、自分らしさを受け入れてあげると、そこから自分を変化させていけます。

他人のクローンになるのではなくて、例えば、大勢の中より一人になると元気を回復できるなら、一人になる時間を大切にしつつ、周りとの接点を増やしていく・・・。

大勢の中に入ると元気が出てくるなら、人と接する機会を増やす・・・ここからが始まりです。

 

自分に「いい暗示」をかけてみよう

外向的な人と自分を比較して、自分を内向的だ、良くない、肩身が狭いと、決め付けてしまっているのではないでしょうか?

そう思い込んでしまうと、そのように人は振舞いがちです。

内気な人は、「自分には出来ない、自分は無理」と、考えてしまいがちです。

でもこれって、自分で自分に強い暗示をかけているんです。

自分が無理だと判断してしまうために、アドバイスをもらっても、試す事なく、「やっぱり出来ないよ」と、終わらせてしまいます。

自分に不安があるから、自分で自分をブロックしてしまうんですね。

そこで、自己暗示を良い方に使ってみましょう。

朝起きたら鏡に向かって、「自分なら出来る、自分は大丈夫、自分の考えをはっきり言える」など、自分の望んでいる事を肯定します。

イメージングで、「はきはきしている自分、みんなの輪の中で楽しむ自分」を、想像するのも効果的です。

一日のうちで、なんとなく気弱になったら、この良い暗示を繰り返してみましょう。

 

得意な物で、周りとの接点を作る

私の幼馴染ですが、とても引っ込み思案な人がいます。

学生の頃、ほとんど声を聞いた記憶がありませんし、いつも静かで、居るか居ないか分からないタイプ。いまだに、大勢の中で埋もれてしまいがちです。

ある時何かの理由で、みんなで大声を出したんですね。彼の声は、すごいバリトンで響き渡りました。

誰もこの時まで、彼の声がスゴイ事に気が付ませんでした。

それから歌う事で、彼の存在は、クラスの中で確かなものに変わり、彼自身でみんなとの接点を作りあげたのです。

中・高と音楽部で歌い、その後はメカニックになりましたが、地元のコーラスで欠かせない存在ですし、当時の同級生のほとんどが、今でも車の相談や修理で彼を訪ねます。

どんな事でも得意な物、事を持つと、それが自分を外交的な人に変身させてくれます。

なぜなら、自信があるから自分を外側に向けても不安を感じないんですね。

 

肩の力を抜こう

内気で、引っ込み思案な方は、生真面目な方が多いですね。

そのせいか、どうしても周囲の反応に敏感です。ちょっと敏感すぎるかもしれません。

でも、せっかく今、自分の性格を直そうと思っているのなら、周囲の反応には片目をつむりましょう。

そして、少し自分を楽にしてあげましょう。

他の人は、自分のある一面しか見ないで評価をするわけです。100%見ての評価ではないんです。納得いきませんよね!?

こんな理不尽な評価を、気にする必要はないんです。

そして、自分のペースで少しずつ、新しい事に挑戦していきましょう。

 

身近な所で、新しい挑戦をする

「得意な物で、周りとの接点を作る」で、お話したように、自分の得意な物、好きな物を伸ばす事が、他人との沢山の接点を作れるようになります。

もし今、何か興味があるのなら、それをきっかけにしてみてください。

興味のあるものは、知識が深くなります。

何かの折に、その知識が誰かの役に立ちます。

そして、誰かに必要とされます。

また、何か好きな事を続ける事で、色々な人に出会え、自然な形で楽しさを共有が出来る瞬間が訪れます。

例えば、ハイキングに出かけて、途中の休憩で誰かと話す機会は何度か訪れます。

単なる挨拶から、ハイキングで訪れた場所の話、備品の話、その先にどんな会話の展開があっても、好きな事の話なら、多分尽きる事はないでしょう。

 

いかがでしたか?

「内向性」と「外向性」の性格は、脳の生物学的違いが、大きく関係しているようです。

神経伝達物質や伝達回路の状態の差で、外向性の人は自分の外に刺激を求め、内向性の人は自分の内に刺激を求めるのだそうです。

また、育った環境でも社交性の度合いは異なります。

引っ込み思案、独りで静かが好きな自分を大事にしながら、「出来たらいいな」と、思っている事に自分を馴らして、経験を増やし、不安の少ないテリトリーを広げていきましょう。

 

まとめ

内気な性格を直したい、5つの心得

  • まずは、自分を認めよう
  • 自分に「いい暗示」をかけてみよう
  • 得意な物で、周りとの接点を作る
  • 肩の力を抜こう
  • 身近なところで、新しい挑戦をする