褒め言葉をうまく使って、人間関係をよくする5つの方法

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何歳になっても、褒められると嬉しくなるのは私だけでしょうか・・・?

褒められた事で、急に目の前の光景が明るく見え、気持ちにもゆとりが生まれ、勇気が湧くような気がします。

褒める事は、相手に元気とやる気を起こさせます。褒めた側も、それを見て嬉しくなります。

どちらにとっても良い効果をもたらす、素敵な技だと思うのです。

この素敵な技を使って、周りの人との関係をよりよい物にしていきましょう。

 

褒め言葉をうまく使って、人間関係をよくする5つの方法

褒める事は自分にゆとりを作れる

人を褒める前に、ちょっと自分の事を見てみましょう。褒める事に抵抗がある、褒められない、こんな場合は慣れていない、または自分のことで手いっぱいで人の事どころではない状態・・・かも知れませんね。

ここでちょっと、自分にゆとりを作りましょう。会社でも、家でも(ご近所を含め)たった一人で生活しているわけではないので、自分を取り巻く人たちを一度見渡してみませんか?

おはよう、行ってきます、ありがとう、お疲れ様です、お先に失礼します、ただいま、頂きます、ご馳走様でした、おやすみなさい。単なる挨拶で「褒めことば」でありません。ですが、簡単に使える褒めことばの一種だと思うのです。なぜなら相手の存在を認め、相手をねぎらう気持ちがこれらの小さな一言には含まれています。

 

褒める事は媚を売るのでも下手に出るのでもない

褒める事は相手を持ち上げるわけですが、だからと言って媚びたり、へつらったりするわけではないのです。褒めたところで、あなたの株が上がりこそすれ、あなたの価値が下がる事はありません。

相手の良い点を褒めると、相手の気持ち(意気)を持ちあげ、行動を起こす勇気を与える事になります。これは、頭ごなしに強制して従わせるよりも双方にとってポジティブな状態で、その場の雰囲気も活性化され、和やかで明るいものとなります。

褒められた方は自発的に動いた気分になり、楽しさも手伝って効率よく結果を出します。たとえ失敗しても、出発点がポジティブなので卑屈にならず名誉挽回を狙います。

小さな一言で、相手の心をほぐし自信をつけるか、相手の心を萎縮させ意固地にさせるかでは雲泥の差が出来てしまいます。

 

褒める材料は目の前に沢山ある

どんな言葉で、どんな時に褒めよう・・・と、褒める材料を一生懸命探すと、見つかりません。失くした物を探す事や、隠された物を探すゲームと似て、目の前の事実を順番に確認します。

シャーロック・ホームズのように、但し優しいまなざしで、観察します。家でも、会社でも意識して見ただけで、昨日まで意味を持たなかった物がキラリと光って見えたり、朝15分早起きしたおかげで見過ごしていた光景を見る事ができます。

当たり前だと思っていた事は誰かの努力の上に成り立っている、こんな気づきがあったら、『ありがとう』というのも、大きな褒め言葉になります。

いつも言いなれていないと、相手からは皮肉が返ってくるかもしれませんが、そこは笑い飛ばしてゆきましょう。あなたは相手より既に一回り大きなゆとりを持っているのです。

 

事実を認められたら、嬉しい

褒められるという事は、自分が認めてもらえたと実感できます。ヒトは必要とされる、存在している事を喜びで実感できる時に、成長する事ができます。

どうやって褒めようかと思うなら、事実を良い観点から認めてあげましょう。お子さんが60点とってきた、ですが算数が苦手な子がとった点数なら90点の価値があるでしょう。「60点とれたのか!算数苦手なのに頑張ったね」どこにもウソや誇張はありません。

会社で、雑用と言われる仕事でも、嫌な顔一つせずコツコツとこなす人や、単なるお茶くみも丁寧においしく入れる人もいます。ご近所なら、生け垣にきれいな花が咲いた、そんな事実を言葉で認めて伝えるのも、褒めることです。

 

身近な人ほどいっぱい褒めよう

挨拶をよくする家庭では、褒めることも頻繁です。親兄弟で分かり切った当たり前のことを都度言う必要はない、と思う方もおいででしょう。ですが、家とは社会のミニチュアで、学校や社会で遭遇する事を一番先に学べる場所です。

家の中で全てのコミュニケーションがうまく取れれば、外へ行っても無理なく対応できます。特に子供は極力褒めて、一発ガツンと叱ることの方が、叱られた意味をよく理解します。

四六時中、愚痴っぽく「何回言ったらわかるんだ、嘘ばかりついて、やる気があるのか」と繰り返されると、この型に押し込めて歪んだ人間を作り出します。それよりも、ガンバリ屋、時間を守る、手伝いを良くするなど、その発端となる行動を見つけた時に褒める(激励する)ことで「伸ばしたい好ましい方向」へ導くこともできるのです。これはきっと会社でも同じことでしょう。

全く別の例ですが、奥さんが料理上手になる秘訣をご存知ですか?作った料理にご主人が関心を持って、おいしいと食べてくれること!もちろん根っからの料理下手さんもいることは確かです。ですが、笑って食事ができる、そんな家庭は円満です。

 

いかがでしたか?

褒め言葉の具体的な例は、敢えて書きませんでした。使える言い回しは沢山ありますが、言葉を発する時のイントネーション、状況の類似性、人間関係の距離で伝わり方が微妙に変わります。

それよりも、自分の目で捉え、感じた事を自分の言葉で「褒め言葉」(反応)として伝える事の方が自然で、わざとらしさを感じません。ぜひ今日から毎日ひとつ褒める、そして笑顔を増やしていってください。

 

まとめ

褒め言葉をうまく使って、人間関係をよくする5つの方法

  • 褒める事は自分にゆとりを作れる
  • 褒める事は媚を売るのでも下手に出るのでもない
  • 褒める材料は目の前に沢山ある
  • 事実を認められたら、嬉しい
  • 身近な人ほどいっぱい褒めよう