仕事で人事・採用担当をされている如何に関わらず、コミュニケーション・人間関係を良好に保つために、普段から人を見る目を養っておくことは重要です。
本日は、五感(味覚以外)と第六感を用いて簡単に「人の見る目を養う方法」を、みなさんにご紹介します。
明日から、即実践できる内容ですので、お役立ていただければ幸いです。
人を見る目を養う、簡単な5つの方法
視覚を利用する
まず始めに、視覚そして次にご紹介する聴覚から、「人の見る目を養う方法」を、身に付けるのに役立つ、行動心理学に基づいて考案された、「DiSC理論」を簡単にご紹介します。
DiSC理論とは、人を4つの行動特性(D:主導/i:感化/S:安定/C:慎重)に分けて理解し合うことにより、お互いのプラス面を活かし合い、マイナス面を受け入れ、コミュニケーションを円滑にし、組織力を高めるためのツールです。
次にDiSC理論を用いて、4つの行動特性別、視覚から「人の見る目を養う方法」をご紹介します。
D(主導)タイプは、
リーダー気質のため、成果を重視し、イライラしやすく・相手に指示・命令を出します。そのため、しかめっ面・ガッツポーズ・拳をにぎる・指を天に向かってさすなどの動作をします。
i(感化)タイプは、
楽観主義者のため、周りから認めてもらうことを重視し、楽しそうに・明るく振る舞います。飽きっぽく・態度はコロコロ変わりやすいのも特徴です。そのため、笑顔・両手を広げて受け入れるポーズなどの動作をします。
S(安定)タイプは、
安定志向のため、安定・安全・安心でいることを重視し、穏やかに・人の意見に従い・裏でコツコツ働きます。そのため、温和な表情・両手を自分の前で重ねる・口は閉じ・口角が少し上がっているなどの動作をします。
C(慎重)タイプは、
クオリティ(質)を重視するため、もの静かに・自制心が強く・納得いくまで追求します。そのため、表情が固く・ペンや本をよく手に持ち・口を閉じて・横に広げるなどの動作をします。
みなさんタイプ別視覚的、表情・しぐさの特徴わかりましたか?
意識して周りの人を観察し、「人の見る目を養う方法」として活用しましょう!
聴覚を利用する
先程ご説明した、DiSC理論の行動特性を元に、タイプ別聴覚(話し言葉)からよく使用するフレーズをご紹介します。
D(主導)タイプは、
「何?」「しなさい!」「いつまでに」「何が言いたいんだ!」
i(感化)タイプは、
「すごい!」「楽しい!」「きゃっ!」「つまんない!」
S(安定)タイプは、
「どのようにして?」「よかった」「お役に立つ」「まあまあ」
C(慎重)タイプは、
「なぜ?」「いわゆる」「~の結果」「話し言葉に数字が多く入る」
みなさんタイプ別聴覚的、話し言葉・よく使用するフレーズの特徴わかりましたか?
周りの人の発する言葉に意識を向け、「人の見る目を養う方法」として活用しましょう!
触覚を利用する
次に、触覚(体感覚)から「人の見る目を養う方法」を身に付けるのに役立つ、心理学を用いた、共通のコミュニケーションのアプローチ法、「NLP」を簡単にご紹介します。
NLPとは、N(Neuro)神経、五感と神経系を通じて得られる経験、L(Linguistic)言語、言葉は勿論のこと、非言語(声の調子や姿勢・表情・ジェスチャー分野)を含む、P(Programming)プログラミング、人の行動はパターン化されたプログラムにより起こる、を元に確立されたコミュニケーションツールです。
NLPの研究により、人は外部からの情報を内部で処理する際、外部入力に得意な感覚(視覚・聴覚・体感覚)が、あるということがわかりました。
以下に感覚タイプ別の、人と話しをするときの状況をご紹介します。
視覚タイプは、
入力情報をイメージし、映像として処理するため、相手と離れて会話をします。
聴覚タイプは、
入力情報を音として処理するため、相手と近づいて会話をします。
体感覚タイプは、
入力情報を肉体的・情緒的に処理するため、身振り・ジェスチャーを多用します。
みなさん感覚タイプ別の特徴わかりましたか?
会話をするときの距離・パフォーマンスに意識を向け、「人の見る目を養う方法」として活用しましょう!
嗅覚を利用する
ここまで、心理学的な理論に基づき、視覚・聴覚・触覚を利用した「人の見る目を養う方法」をご紹介しました。
次の嗅覚については、自分との相性の良し悪しを見分けるという観点から、「人の見る目を養う方法」をご紹介していきます。
まず始めに、嗅覚で興味深いのは、他の四感(視覚・聴覚・触覚・味覚)に比べ、感じる種類が圧倒的に多く、数百種類もあり、生物が進化する過程で利用した、一番多く情報量を発信できる、コミュニケーションツールであるという点です。
よくお散歩のとき、犬が電柱にオシッコをかけていくのも、匂いのコミュニケーションのためです。
動物から進化した人も、嗅覚を利用し、本能的なところで香りの良し悪しを判断しています。
つまり、自分にとって「いい香り」と感じる人は、相性も良く・魅力的であるということなのです。
みなさんも本能として備わっている、嗅覚をフル活用し、自分との相性の良し悪しを見分けるという観点から、「人の見る目を養う方法」として活用しましょう!
直感(ひらめき)を利用する
最後に、第六感である直感(ひらめき)を利用した、相性の見極めと自分の身に降りかかる危険を、事前に回避するという観点から、「人の見る目を養う方法」をご紹介します。
心理学研究者の佐々木正悟さんによれば、人間には種の保存・発展に必要な“自己保存欲求”が備わっており、犯罪者が近づいてくるという予兆を直感で感じ、無意識に回避する行動を取っているのだそうです。
他方、初対面の第一印象で、ビビっと体内に電気が走り、一目惚れしたという男性の方いませんか?
サイエンス・アイ新書『マンガで分かる恋愛心理学』によると、動物や昆虫は出会った瞬間に恋愛行動に走るため、すべて『ひとめぼれ』なのだそうだ。
動物から進化した人も、今までの好き嫌いの経験を元に、脳の扁桃体が瞬時で判断し、直感として伝えているのです。
「人の見る目を養う方法」は、直感を信じて・素直に・即行動することです。
(※相性の見極め・自分の身に降りかかる危険を事前に回避するという観点)
みなさんも「ビビっ!」ときたら、即実行を習慣にしましょう!
いかがでしたか?
本日は、人の見る目を養う簡単な5つの方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
論理的なものから、本来、人に備わっている本能的な内容まで、幅広くお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか?
学生時代は、人間関係を選り好みしても、さほど支障はありませんが、社会人になると、仕事・子供の学校行事・近所付き合い等、何かとコミュニケーションを取ることが求められ、円滑に物事をすすめる上で、人の見る目を養うことはとても重要です。
わかったと、頭で理解して終わるのではなく、実際に行動に移してみることをおススメします。
まとめ
人の見る目を養う、簡単な5つの方法
- 視覚を利用する
- 聴覚を利用する
- 触覚を利用する
- 嗅覚を利用する
- 直感(ひらめき)を利用する
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