本日は、社会人としての最低限のあいさつの仕方について、まとめてみたいと思います。
「あいさつの仕方」について、みなさんそれぞれが見直すきっかけとして、ご活用頂ければ幸いです。
まずはじめにみなさんに質問です。「挨拶」という言葉の意味、きちんと理解されていますか?
辞書を引くと「挨拶」とは、人と人とが出会った時や、別れる時に交わす、儀礼的な動作や言葉、またその言葉を述べること。相手に敬意・親愛の意を示す行為で、対人関係を円満にし、社会生活を円滑にする。自分から心を開いて相手に迫る行為である。との記載があります。
(※大辞林 第三版の解説より引用)
みなさんの「挨拶」は言葉の意味通り、相手に敬意・親愛の意を示し、対人関係・社会生活を円滑にするという目的を、ツールとしてきちんと果たしているでしょうか?
改めて初心に戻り、「社会人としての最低限のあいさつの仕方7つのまとめ」、ご一緒に確認していきましょう。
一般常識だと思われる社会人としてのあいさつの仕方
語先後礼
社会人としての最低限のあいさつの仕方、基本の1つ目は「語先後礼」です。言葉の並びの通り、先に「挨拶言葉」(例えば:おはようございますなど)を言い、相手が振り向く、こちらを向いたのをしっかり確認してから、後で「礼」をするという方法です。
「挨拶言葉」と「礼」を同時に行うと、相手に挨拶したこと自体気付いてもらえなかったり、礼の途中でどこかに行かれてしまったりし、挨拶本来の目的である相手に敬意・親愛の意を示すことができません!
みなさん鏡の前に立ち、「語先後礼」見直してみましょう!
笑顔であいさつをしよう
社会人としての最低限のあいさつの仕方、基本の2つ目は「笑顔であいさつする」ことです。社会人であるないに関わらず、人として「笑顔の素敵な人」に人は引き寄せられます!
また笑顔は人に良い印象を与え、人の雰囲気を和ませ、プラス思考をもたらし、物事を成功に導くなど、人間にとって素敵なパワーの源でもあります!
おじぎの前後で相手の目を見る
社会人としての最低限のあいさつの仕方、基本の3つ目は「おじぎの前後で相手の目を見る」ことです。特に最近の新入社員を含む若手社員は、相手の目を見て挨拶をしたり、話しをするのが恥ずかしいという、傾向にあるようですが、目を背けての挨拶、話しは相手に対する印象が悪いだけではなく、「何か隠し事(仕事上の失敗)があるのではないか?」「体調不良なのではないか?」など、相手に心配・不審を与えてしまうのです。
まずは社会人としての基本である、対人関係の信頼を得るために「おじぎの前後で相手の目を見る」徹底しましょう!
おじぎのタイミングに気をつける
社会人としての最低限のあいさつの仕方、基本の4つ目は「おじぎのタイミング」です。相手に丁寧さが伝わり、好印象を与える「おじぎの仕方」とは、早く下げてピタッと止め、じわーっと上げる方法です。タイミングをカウントすると、1で早く下げて、2でピタッと止め、3、4でじわーっと上げる感じです。
もし下げるのが遅く、止めもなく、上げてしまうと全体的に、ダラリとした悪い印象を持たれてしまい、特に職場でこのおじぎをすると、対人関係を損なう可能性があり、逆効果になりかねません!
たかが「おじぎ」、されど「お辞儀」です!この機会に再度「正しいおじぎの仕方」身に付けませんか?
場面ごとにおじぎを使い分ける
社会人としての最低限のあいさつの仕方、基本の5つ目は「場面ごとにおじぎを使い分ける」ことです。みなさん普段職場で、きちんと3種類のお辞儀を使い分けていますか?
①会釈:
朝夕の挨拶、通路等での挨拶で用いられるお辞儀で、上体を腰から15度くらい前へ傾け、視線は3mくらい先を見て行います。
②敬礼:
お客様をお迎えするときなどに用いられるお辞儀で、上体を腰から30度くらい前へ傾け、視線は2mくらい先を見て行います。
③最敬礼:
お礼を言うとき、謝罪するとき、お客様をお送りするときなどに用いられるお辞儀で、上体を腰から45度くらい前へ傾け、視線は1mくらい先を見て行います。
またお辞儀をする際の注意点として、「首を折らない」「腰から曲げる」ことが大切になります。相手(お客様)に敬意・親愛の意を示す行為として、正しく伝わるよう各自意識し直し、相手(お客様)に気持ちの良い応対を常に心がけましょう!
挨拶言葉に3つの要素を入れる
社会人としての最低限のあいさつの仕方、基本の6つ目は「挨拶言葉に3つの要素を入れる」ことです。
①名前を呼ぶ:
相手に敬意、親愛の意を示し、対人関係を円満にするというあいさつ本来の目的を果たすためにも、名前がわかる場合は、最初に「〇〇さん」と呼びかけましょう!
②挨拶言葉:
語尾を上げることが重要です。同じ「おはようございます!」と挨拶言葉を言っても、語尾の調子次第で相手の印象は「明るい」「暗い」が真逆になるのです!
③一言添える:
最後に何か相手の良い印象を一言添えると相手に好印象を与えられます。(例えば今日のネクタイ素敵ですね!など)
気持ちを込めたあいさつをする
社会人としての最低限のあいさつの仕方、基本の7つ目は「気持ちを込めたあいさつをする」ことです。いままで6つ、あいさつの基本をおさらいしてきましたが、すべてを活かせるかどうかは「気持ち次第」です!
いくら形が整っていても、ご自身のあいさつに「相手に敬意・親愛の意を示そう!」という思いが込められていなければ何も伝わりません!
すべてはムダ・無意味であり、あなたの努力は報われません!「一番大切なのは気持ちを込め・伝えること!」このことを肝に銘じ、社会人として評価されるあいさつ実践していきましょう!
いかがでしたか?
みなさん「社会人としての最低限のあいさつの仕方7つのまとめ」いかがでしたか?社会人としての経験の年数が、経てば経つほどおろそかになりがちですが、人として、社会人として対人、対社会と関わっていく上において必要不可欠であり、いつの時代も基本中の基本であり、最重要なのが「挨拶」です。
この機会を利用して再度見直しを行い、あなたの「挨拶」素敵ね!と言われ、周りの人に好印象を与えられる人になりましょう!
まとめ
一般常識だと思われる社会人としてのあいさつの仕方
- 語先後礼
- 笑顔であいさつをしよう
- おじぎの前後で相手の目を見る
- おじぎのタイミングに気をつける
- 場面ごとにおじぎを使い分ける
- 挨拶言葉に3つの要素を入れる
- 気持ちを込めたあいさつをする
コメント