よく、テレビや雑誌で見かける、性格が悪い芸能人ランキング。あなたにも、性格が悪いと思う芸能人が、いるのではないでしょうか?
もちろん、その芸能人の方とは実際にお会いしたことはないけれど、なんとなく、そう思ってしまうことがありますよね。
今回は、見ただけで性格が悪いと思ってしまう心理について、5つのポイントを一緒に見ていきましょう。
あの性格の悪い芸能人と、会った事もないのに思ってしまう人間の心理とは
過去に出会った人と重なる
人は、生きていると当然のように、嫌なことも沢山経験しています。少し、思い出してみてください。
嫌な経験をしたときに、登場する人がいるのではないでしょうか?
もちろん、それは自分が実際に経験したこともありますが、テレビで見た、嫌なニュースも含まれます。
人は、そうした嫌な経験を忘れようとする機能を持っています。無意識の世界に追いやるのです。
その結果、誰かを見たときに、「この人性格悪そう」「嫌な感じ」と、無意識に感じることがあります。
今、性格が悪そうと思っている相手の顔や名前が、昔経験した嫌なことに登場する、人物の顔や名前に似ているのかもしれません。
自分の嫌なところの象徴
芸能人はその職業柄、自分をさらけ出すことを生業としています。
人によっては、いい人の部分を出すことで知名度を上げたり、反対に嫌なところを出すことで知名度を上げたりしています。
それに対し一般人である私達は、そこまで自分をさらけ出すことはあまり出来ませんよね。ですから、そんな芸能人を見ると、無意識の世界に追いやっている、自分の嫌な部分と重ねてしまうことがあります。
無意識ですから意識が出来ていません。
生きるために、無理やり無意識の世界に押し込めたものを思い出させてしまうところに、人は抵抗を感じます。
その結果、「あの芸能人は性格が悪い」と、なっているのかもしれません。
本当はあこがれているのかも!?
お金持ちであることや、綺麗であることや、かっこよく生きていることを生業としている芸能人もいます。
それを見ると、“嫌味”に感じることがあります。結果的に、性格悪そうな人に見えることがあります。
これは裏を返すと、本当は自分の憧れなのかもしれません。そのような境遇にあることへの、羨望やそうであることを隠さず出せていることへの羨望です。
人は、羨ましいと感じることにも抵抗を感じます。ですから、羨ましいことを妬みとして、先に感じる特性があります。
あなたが、「性格が悪い」と感じている相手は、あなたの願望が表れているのかもしれません。
羨ましいと思いながらも、自分が求めていることならば、どうしたらそう出来るかを考えることで、あなたの生き方も良い方向に変わっていくかもしれませんね。
日本の倫理観が影響している!?
最近は、帰国子女が非常に多くなっています。グローバル化が進み、親の仕事の関係で、欧米のみならず東南アジアで育つ方も増えています。
その国々の方と、日本人では当然文化の違いがあります。例えば、開放的な国で育った方が日本にくると、閉塞感を感じることがあるようです。
自分が感じたことを伝えずに、我慢したり嫌なことも笑顔で対応したりします。一方で、開放的に育った人は、それが当たり前ですので、自分の意見をはっきり伝えますし、激しく議論したりすることにも慣れています。
どちらが良い悪いではありません。そうした文化の違いがあり、それを受入れたうえで判断したらいいのです。
開放的な国の人は、日本の奥ゆかしさに憧れています。日本人は、開放的な性格に憧れます。お互い無理をしなくていいのです。
それが個性であり、お互いが良いところを見習っていくことで、いい関係を築いていけるのですよね。
最初から嫌いにはならない!?
人は生まれたときから今に至るまで、出会った人を最初から、“嫌い”と思うことはありません。
人の根底にある心理には、「誰かと交流したい」があります。そして、相手を好きになりたい心理が優位にあります。
相手が自分に不利益をもたらすときに自己防衛が働き、“嫌い”と認識することで自分を守っています。
相手の性格が悪いと思い込むことで、自分を成り立たせているのです。つまり、嫌いという感情の裏には、それくらい好きになりたいという願望があるのです。
きっとその相手は、芸能人でも一般人でも、あなたが好きになれる要素を持っています。
嫌いという感情よりも、好きという感情のほうが、自分に良い結果をもたらすことは間違いありません。
嫌いと思っても、相手の良いところを探してあげると、自分にとっても良い効果がありますので、相手の良いところを沢山探してみてはいかがでしょうか?
いかがでしたか?
相手が芸能人でも身近な人でも、性格が悪いと思うよりも、なぜそう思うのかについて、自分を見つめてあげるといいのではないでしょうか?
心理学には、「交流分析」というものがあり、エゴグラムという分析手法もあります。この結果が同じような結果の人通しは、衝突することがあります。
似た者通しは、よく喧嘩をします。喧嘩するほど仲がいい。
あなたが、「性格が悪い」と思っている芸能人や身近な人は、本当はあなたのことを、一番理解できる最良のパートナーになるのかもしれませんね。
まとめ
あの性格の悪い芸能人と、会った事もないのに思ってしまう人間の心理とは
- 過去に出会った人と重なる
- 自分の嫌なところの象徴
- 本当はあこがれているのかも!?
- 日本の倫理観が影響している!?
- 最初から嫌いにはならない!?
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