話し上手になるには、まずは聞き上手になろう!

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話上手になるには

話上手な人はとても魅力的ですね。

話題の選び方も、会話の仕方も、その場にいる人全てが楽しく、なごめる術を心得ているように思えます。

ところで、話上手な人は、この人だけが独壇場で喋りまくっているわけではありません、他の人の話に耳を傾けたり、質問をしたり、話しをする以外の事に時間を多く割いているようです。

言葉で人とつながっている、言葉をキャッチボールすることで、その場に参加している事を楽しんでいるように見受けられます。

もしかしたら、「聞くという行為」に話し上手になる秘訣があるのではないでしょうか

 

話し上手になるには、まずは聞き上手になろう!

聞く事で得られる5つのこと

聞く事は周りの人との関係を良くする

他人の話を聞く、これをつまらないと思っている方は、ちょっと考え方を変えてみましょう。先ず会話というのは一人の人で成り立つものではありません。話上手な人がいても、そこに聞く人がいるからこそ、話す人の才能や、面白さが引き立つのです。でも、話題が面白かったらみんな聞くでしょ?多分そうですね。

私からの質問です、おもしろい話題・・・誰がこの基準を決めているのでしょうか。そう自分自身です。自分にとって面白ければ他人も面白い、とは限りません。感性の合うグループの中にあっても、仲間全員が全く同じように感じるわけではありません。

自分の趣味、感性、価値観を押し付けることなく、自分を取り巻く人たちとの関係を心地よい物に、楽しい物にするためには、周囲の人の考えを知る必要があります。

そして自分と違う感覚、感性なら、そう言う感じ方もあると認めることも大切です。他人の話に耳を傾ければ、周りの人もあなたの話に耳を傾けてくれます。

 

聞く事は話題の情報収集

10人の人がいれば、10の違った話を聞く事ができます。もし似通った話題でも、人それぞれの考え方の違いが加わり、同じ話題なのに、異なった展開になります。話の出始めだけで判断せずに、最後まで聞いてみるとその事が分かります。

違いのある事に気がつくと、違いを作った要素を知ることができます。話の中で、もし分からない事があれば、謙虚に相手に尋ねてみることで、会話は展開し、楽しい会話が成立します。また、自分で調べたりすれば、それはだれか他人の話題でなく、あなたの話題の一つになります。

聞く事、というよりも好奇心を持って耳を傾けることで、その場に居ながらにしていろいろな情報の収集ができ、さらに、話題だけでなく、話上手になる為の小さなヒントを見つけ出すことができます。

 

聞くことで、話し方のコツをつかめる

聞く事は話題の情報収集になるとお話しました。同時に、好奇心と観察力を持って耳を傾ける時、他の人の話し方をあなたは勉強することができます。

短い会話の中にもストーリー性を持って話す人、自分の頭の中に浮かんだままの事を話す人、人に教えるように話す人、難しい単語だけ並べる人、、ギャグ中心の人、人の反応に合わせて話をする人・・・人の数だけ話し方が違います。

周りの人の話を聞きながら、あなたにとって感じの良い話し方、心地よい話し方、そんなコツをつかむことができます。良いと思った事は真似てみましょう。子供が親を見ながら育ちます、また、自転車でもテニスでも始めは見よう見まね、工夫しながら練習を重ね自分のものにするのと似ていますね。

 

聞くことで、良い聞き方のコツをつかめる

聞く事は話し方のコツを見つけられると同時に、良い聞き方のコツもつかめます。話を聞く態度というのは、人が表立って評価しませんが、話し方以上に厳しく見られています。身を入れて聞いていない(適当に相槌を打つなど)、話の腰を折る、話を勝手に要約して終わらせてしまう、常に否定する、話の腰を折った上に説教をする、感性の異なるヒトを和の外に締め出すように話を進める・・・・聞くという行為以外の態度ではないでしょうか。

聞き方もいろいろありますね。周りの人の聞き方を参考にしながら、あなたが感じが良いと思う「聞き手」とは、あなたが話し手だったら嬉しくなる「聞き手」とは、そんな良い聞き方のコツをつかむことができます。

 

話上手になる為の聞き方と聞き上手になる為の話し方

話上手な人は、会話の対象が同年代であっても、お年寄りであっても、小さな子供であっても、きちんと向き合って話をします。周囲の人は、聞く事を楽しみます。この話上手な人と、聞く側の間に何があるのでしょうか。もちろん話題があります。でも、その前に、話上手な人は相手に対する慈しみの心をまず向けているように思います。

この気持ちが相手に向けられることで、どんな言葉を使い、どんな風に話す事が、相手にわかりやすく伝わるかという考えを起こさせます。聞き上手といわれる人も、全く同じ事が言えると思います。

謙虚に聞こうとする時、相手は上手く話す事ができます。謙虚にというと、抵抗を感じる方もいるでしょうが、大人が小さな子供の話を聞く時の態度は、謙虚そのものです。何を話そうとしているのだろう、その心のあり方が、相手に伝わり、言葉となって考えを表現してゆくのです。

 

いかがでしたか?

聞き上手になるには理解力、判断力、語彙力(ごいりょく)、表現力といったものがバランスよく必要になります。同時に謙虚な心の耳が必要です。話上手になるのも技術的な要素は同じ、プラスアルファの部分は聞き手を思いやった心と、話し方でしょうか。話上手になるために、まずは誰かの話に耳を傾けることから始めてみてください。小さな一歩は必ずその先へつながります。

 

まとめ

話し上手になるには、まずは聞き上手になろう!

  • 聞く事は周りの人との関係を良くする
  • 聞く事は話題の情報収集
  • 聞くことで、話し方のコツをつかめる
  • 聞くことで、良い聞き方のコツをつかめる
  • 話上手になる為の聞き方と聞き上手になる為の話し方