みなさんは、友人や知人と比較して、「うらやましいなぁ~」と思ったことありませんか?
職業的地位、年収、家族構成、人間関係など、人によって分野はさまざまだと思いますが、一度や二度、感じたことありますよね?
ではなぜ、私たち人間は他人と比較してしまうのでしょうか?原因のひとつに、承認欲求があります。
私たちの中には、誰しも「人に認められたい!」という欲求が本能的に存在しているのです。
しかし、この承認欲求に依存し過ぎると、他人の価値観の中に自分の喜びや幸せを見出そうとしてしまうので、相手から自分の予想と反する反応や言動があったとき、傷つき・落ち込み、時には自分には生きる意味がないのではないか?と深く悩んでしまうこともあるのです。
本日は、どうしても他人と比較してしまう!と悩んでいるあなたへ、「人は人、自分は自分と考えると自分が見えてくる5つの理由」をテーマに、相手の価値観に振り回されずに、前向きに生きるヒントをご紹介します。
人は人、自分は自分と考えると自分が見えてくる5つの理由
自分にあるものに焦点を当て、磨いてみる
まず始めに、みなさんに質問です。どのような時に、他人と比較して「うらやましいなぁ~」と感じますか?
多くの場合、自分にはないものを、身近な他人が持っているときではないでしょうか?つまり、「自分の目指す理想の姿=身近な他人」に重ね合わせているのですよね?
しかし、よ~く考えてみてください。世の中、完璧な人間などいないですよね?
みんな、得手不得手があり、不完全な私だからこそ、向上心が生まれるのではないでしょうか?
もっと成長したい!理想の姿に近づきたい!というふうに。持っているものが違うからこそ、個性となり、自分らしさにつながるのです。
みなさん、気づかれましたか?そう、私たちは「唯一無二」の存在なのです。
世の中の誰とも違う、キャラクタ-(個性・性格)の持ち主なのです。ですから、そもそも他人と比較することに、何の意味もないのです。
いかがでしょうか?だいぶ、心が軽くなりましたか?
そして、もうひとつ大切なことは、自分に与えられたものを磨いて強みとし、生きていくということなのです。ないものねだりより、あるものを磨く方が、自分らしく生きる近道ですよ!
他人と比較することなく、あなたらしく、自分に与えられたものを磨いて生きていきませんか?
他人軸を捨て、自分軸で生きてみる
序章でも少し記載しましたが、他人と比較して、自分にマイナスのイメージや感情を受け取ってしまう人は、自分軸(自分の価値観)ではなく、他人軸(他人の価値観)を鵜呑みにしている傾向があります。
当たり前のことですが、他人は常日頃の自分の言動に対して、他人軸(他人の中では自分軸)で評価し、その結果を態度や言動で返しているだけなのです。
大事なのは、あなたの受け取り方なのです。
あなたは、他人の評価をそのまま受け取っていませんか?ちゃんと、自分のフィルター(自分の価値観)を通していますか?
人は誰しも、自分の価値観を実現するために、日々言動しています。あなたの評価は、自分軸で評価するのがベストです。
他人軸での評価は、参考程度と捉え、よいものは取り入れ・活かすくらいのスタンスで考えてみてはいかがでしょうか?
素の自分を認め・受け入れてみる
突然ですが、みなさんは「ご自分のことが好きですか?」
即答で、「はい!」と答えたあなた、自分をすべて認め・受け入れ、ありのままで自分らしく生きていらっしゃる証です。素晴らしい!
逆に、「いいえ!」と答えたあなた、まずは、自分のすべてを認め・受け入れことから始めてみませんか?
自分の良いところは勿論のこと、できていないところや欠点も含めて、すべてです。
他人と比較せずに、自分の価値観(自分軸)で生きるために大事なことは、まず初めに「自分を知る」ことです。
中でも大切なのは、現状を正しく認識するため、自分のよいところと合わせて、自分のできていないところも把握することなのです。ツールとして、バウムテストなどを利用すれば、誰でも簡単にできます。
自分のことを正しく認識できたら、次に自分の現状のすべてを認め・受け入れてみましょう!とは言っても、マイナスの部分を受け入れるのは、難しいですよね?
大丈夫です!ニュアンスとして、受け入れるというよりは、できないこと・不得手なことを知っているという点が重要なのです!
「知っていること」=「対処できること」でもあるのです!
後は、自分ができないこと・不得手なことを得意にしている人と、いい意味での比較(違い)を見つけ、取り入れ、活かし、自己成長につなげてみてはいかがでしょうか?
ナンバーワンより、オンリーワンを目指してみる
前章で、「自分を知る」ことを学んでみなさんへ、自分を輝かせる有効な方法をご紹介します。
それは、「ナンバーワンより、オンリーワンを目指す」考え方です。
序章でも述べたように、人と自分を比べて、苦しむことの原因は、「人よりも」◯◯でありたい、という願望と現実のギャップに対する苦しみの部分にあるのです。
つまり、他人と同じ土俵で勝負しようとするから、比較し、苦しむのです。
であれば、自分の強みを知ったみなさんは、他人とは違う土俵で勝負してみてはいかがでしょうか?
つまり、オンリーワンを目指すということなのです。きっと、他人の目が気にならなくなり、自分らしく輝ける人生になると思いませんか?
それでも人と比べてしまう!というあなたへ
最後に、それでも人と比べてしまう!というあなたへ、他人と比較しても苦しまず、前向きに捉え・活かせる、発想の転換法をご紹介します。
始めに、他者への比較・憧れは、自分を高めるために大切な刺激でもあるということを覚えておきましょう。
その上で、人と比べて落ち込んでしまう場合、物事の受け止め方に独特のくせがあるのかもしれません。落ち込んだときには、「他の捉え方はできないだろうか?」と、考え直してみてください。
以下に、落ち込む人と前向きに捉え・活かせる人の発想の転換の例を挙げます。
例)「友だちにはみんな彼女がいるのに、私にはいない」と落ち込んだとき
・落ち込みやすい人の発想パターン
彼女のいる友だちがうらやましい→私も彼女がほしい→彼女ができないのは、私の容姿・性格の問題?→これから先もできないに違いない→どうせできないなら、期待するだけムダ→私のこと、きっとみんなが哀れに思っているんだろうな。
・前向きに発想を転換した場合
彼女のいる友だちがうらやましい→私も彼女がほしい→彼女ができない原因は何だろう?→彼女を見つけるには、どうしたらいいんだろう?→まずは具体的に動いてみよう!
みなさん、比較してみていかがですか?「彼女のいる友だちがうらやましい」「私も彼女がほしい」という思いは共通なのです。その差は、そこから思考が正・負どちらの方向へ向かうのか?ということなのです。
まずは、ご自分の発想パターンをチェックしてみましょう!そして、負の思考の転換点に気づいたら、一旦ブレーキをかけてみましょう!
その後、思考のギアを前向きな方向に入れ直してみましょう!こうして、発想を転換させる練習を繰り返し行えば、他者への比較・憧れを前向きに捉え、ご自分の成長へと活かせる、良き勉強材料となるのではないでしょうか?
いかがでしたか?
本日は、どうしても他人と比較してしまう!と悩んでいるあなたへ、「人は人、自分は自分と考えると自分が見えてくる5つの理由」をテーマに、相手の価値観に振り回されずに、前向きに生きるヒントをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
私たち日本人は、高度成長期から現在に至るまで、あらゆる場面で競争を強いられてきたという経緯があるため、どうしても、「他人と比較する」という習慣が染み付いているのかもしれません。
しかし、時代は少しずつではありますが、集団より個、平均より一芸に秀でている人を求めている流れへと、変化しつつあるように感じています。
みなさんも、自分軸を大切に、ご自分の強みを活かし、自分らしく生きていきませんか?
まとめ
人は人、自分は自分と考えると自分が見えてくる5つの理由
- 自分にあるものに焦点を当て、磨いてみる
- 他人軸を捨て、自分軸で生きてみる
- 素の自分を認め・受け入れてみる
- ナンバーワンより、オンリーワンを目指してみる
- それでも人と比べてしまう!というあなたへ
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