まだ行動もしていないのに、失敗したらどうしよう、このままで大丈夫かな…などと、不安な想像ばかりが膨らんで、なかなか一歩を踏み出せないという経験はありませんか?
人間の頭は元来、ネガティブな思考に及びやすいものです。
前向きな思考で過ごしていくためには、日々の意識を工夫していくことが必要です。
今回は、ついつい悪い方に考えてしまうあなたのために、もっと良い方向に物事を考える方法について、ご紹介いたします。
悪い方に考えてしまう性格を直したい、7つの方法
明日のことは明日が心配する
これは、聖書の中に出てくる言葉です。
「ああなったらどうしよう」「こうなったら嫌だな」と、未来のことを、とやかく心配しなくても、未来のことは未来が心配するから、今日という日を楽しもう、精一杯生きようといった意味です。
今日、一生懸命頑張ったのなら、それでいいのです。明日はまた、全く新しい日が来ます。
一日一日を、まっさらな気持ちで迎えて、その日その日を存分に頑張って、堪能して終えましょう。
せっかくの新しく巡ってくる毎日です。「なんとかなるさ」「大丈夫!」など、こうした前向きな言葉を口癖にするように、心がけてみてください。
自分のペースを見失わない
世の中の流れや、他人と自分との比較ばかりを気にしていると、自分自身のペースを失って不安定になってしまいます。
様々な“自分以外”の物事に、心が混乱してしまうときは、一度深呼吸をして、シンプルに“自分はどうしたいのか”、“自分は何を目指しているのか”、自分自身に問いかけて見つめなおしてみてください。
笑顔でいる
笑顔は、私たちの体にも心にも、良いことをご存知でしょうか?
笑うことは幸せホルモンと呼ばれる、セロトニンの分泌を促します。セロトニンは、私たちの精神を鎮めてリラックスさせ、前向きな心にしてくれます。
また、あなたが笑顔でいれば周りも笑顔になり、どんどんとポジティブな連鎖を生み出すのです。
よかったこと探し
毎日の生活の中で起こった、“よかったこと”を探すことを、習慣にしましょう。どんな些細なことでもかまいません。
特に、ポジティブなイメージを持ったまま、就寝することが大事です。
アメリカの心理学者、セリグマンが提唱した、Three Good Thingsプログラムは、毎晩就寝前に、その日あった良かった事を3つ書き出す、というものです。
実際に、このプログラムを1週間試した人の、鬱状態が改善されたという結果が出ています。
書き出すことが面倒な方は、口に出すだけでもかまいません。プラスのことに心を向けて、それを積極的にアウトプットすることが大切です。
イメージトレーニング
失敗した自分の姿ではなく、常に物事が、上手くいっているイメージを持つようにしましょう。
自分の成功した姿などをイメージする、“イメージトレーニング”は事実、多くのアスリートたちがモチベーション維持とパフォーマンス強化のために行っています。
イメージを頭の中で思い描く際は、リアルにその場を再現することが大切です。
自分が良い結果を出したときの周りの反応、自分の気持ち、場の空気…など、細かい点までしっかりと想像してみましょう。
困難は成長するためにある
未来への不安や心配などの、負のイメージに悩まされるのは、あなたが困難や失敗を恐れているからです。
以前筆者が出会った老年の彫刻家の方が、「私は壁にぶつかった時ワクワクする。それを突破した先に、もっと強くなった自分がいるから」と話してくださいました。
長い年の中で、多くの苦難を乗り越えてきた、たくましい言葉だと思います。
失敗や困難は、あなたの人生をより奥深く、面白く彩るもののひとつです。
楽しさも幸せも、辛く耐え忍んだ経験を通るからこそ、さらに強く実感できるものです。
その壁を乗り越えた先にいる、強くなったあなた自身をモチベーションに、「もう一歩、頑張ってみるか」と、前を向いてみてください。
考えるより行動!
考えるより行動してしまった方がいいことが、人生の中では多くあるものです。
頭や知識など、理性はいくらでも行動した先のリスクを計算して、私たちの歩みを制限しようとします。
冷静に、慎重に行動することも、もちろん大事ですが、うんうんと悩むばかりで、なかなか前に進むことができないときは、思い切って自分の直感を頼りに一歩突き進んでみましょう。
いかがでしたでしょうか
良い方向に、思考できるヒントを掴んでいただけたでしょうか。
ネガティブ思考を打破するためには、意識して前向きな言葉やイメージを持ちつつ、時には全てを捨てて、開き直って思いっきり突っ切ってみることも大事です。
行動力と理性、そのバランスを上手く調整して、恐れずに様々な経験に飛び込んでみてください。
一見、多難で足場の悪い道に見えても、忍耐や努力の経験は、必ずあなたの真の生きる力となり、本当の幸せに気づく教訓となります。
そうした、視点の変換を上手く取り入れて、前向きでタフな精神を鍛えていってください。
まとめ
悪い方に考えてしまう性格を直したい、7つの方法
- 明日のことは明日が心配する
- 自分のペースを見失わない
- 笑顔でいる
- よかったこと探し
- イメージトレーニング
- 困難は成長するためにある
- 考えるより行動!
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