自分とは価値観の合わない人、あなたの周りにもいるでしょうか?
そもそも、考え方の衝突する人とは関わりたくないものですが、仕事などの場面では、そういうわけにもいかない事がありますよね。
価値観のズレに腹を立てて、真っ向からぶつかってしまうのも、あまりいい事ではないですが、かといって自分の主張を我慢して、ストレスを溜めるのも得策とはいえません。
そこで今回は、価値観の合わない人とうまく付き合う方法について、ちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
価値観が合わない人と、うまく付き合う方法
考え方の多様性を理解する
十人十色という言葉があるように、私たちは十人いれば十通り、一人一人それぞれ独自の視点や考え方を持っています。
個人の考え方や価値観というのは、各々のバックグラウンドや育った環境などが、複雑に絡んで構成されているもので、一人として完全に一致する事はありません。
あなたにとって、善だと思っている事でも、相手にとっては、全く逆の悪として捉えらえているかもしれないのです。
これは、あなたが正しくて、相手が間違っている、という問題ではなく、立場が違えば、それだけ捉え方も様々だという事をよく理解しておかなくてはいけない、ということです。
まず、私たちの価値観は、完全に統一する事は出来ないのだという事を念頭に置いて、人と関わっていく事を心がけましょう。
怒るに遅くなる
自分と考え方の基準が違う人と、付き合うのはとても困難ですよね。
相手の事が理解できず、その言動に苛立ったり悩んだりと、相手に“怒り”を覚えるでしょう。
“怒り”という感情は、私たちの理性を奪うほど激しく、また最もエネルギーを使い、私たちを疲労させます。
怒りで感情が爆発してしまいそうな時は、息を深く吸って整え、自分自身を遠くから眺めているようなイメージで、冷静になるように努めましょう。
怒りの起こるままにまかせて、激しい感情を相手にぶつけてしまうと、人間関係もこじれ、あなたの悩みも、さらに増えてしまうかもしれません。
感情が乱れてしまった時は、客観的に自分を見るようにし、激しい言動が出てしまう前に、自分を諭してください。
怒るに遅い人となりましょう。
相手を否定しない
あなたが、あなたの今までの経験や知識から、独自の価値観や自身の土台を築いてきたように、相手も相手の人生の中で、その人なりの価値観を育んできています。
いくらあなたからして、相手の価値観が理解できなくとも、頭から否定したり拒絶しないようにしましょう。
それは、理解しがたい相手の考え方などを、無理に受け入れろと言っているわけではなく、一個人の意見として、心の隅に置いて置く位にして、自分の心も、その場も、穏やかに収めましょうという事です。
どうしても、相手の意見に物申したい!という時は、相手の価値観と、その背後にある人生を尊重しつつ、自分の意見を押しつけるようにではなくて、提案するような形で伝えてみましょう。
そういう人もいるさ!くらいの気持ちで
自分とは価値観の違う人と付き合うと、相手にその気がなかったとしても、自分は傷ついたり、悩んだり、格闘したり…相手に振り回されて、自分ばかりが気疲れしているようで、悲しいやら腹立たしいやら、心が穏やかではありませんよね。
相手の言動に、いちいち神経を使っていたら身が持ちません。
心にイラっときた時は、“そんな人もいるさ〜”と、心の中で呟いてみてください。
その位の気持ちで接すると、びっくりする位、気楽で寛容なリラックスした気持ちになれるはずです。
一歩引いて付き合う
人付き合いで要となるのは、適切な距離感です。
家族や親友といった近しい距離の人から、仕事上の付き合い、挨拶程度の付き合いなど、ちょっと離れた距離の人と、私たちは微妙な距離感を調節して、人間関係がスムーズになるよう、日々努めているはずです。
では、価値観が合わないけれど、仕事上どうしても関わらなくてはいけない、といった場合はどうでしょうか。
真面目な人ほど、“分かり合えない人ともうまく付き合わなくてはいけない”と、力んで疲れてしまったりするものです。
よく分からないな、ちょっと違うな、と感じる人とは、無理に深くまで付き合う必要はありません。
まずは、一歩引いたところで線引きをし、自分の重荷にならない程度の距離感から、付き合いを始めてみましょう。
いかがでしたか?
誰もが一度は、価値観の違う人との付き合い方に、頭を悩ませるのではないでしょうか。
そもそも、ベースから自分とは異なる人を理解しようとするのは、非常に難解な事です。
ちょっと引いた距離感で、割り切って付き合う事が、最も無難な策ではありますが、自分とは異なる性質を理解してみようと努力する事もやはり大切です。
相手の事を完全に受け入れろ、というわけではありませんが、自分の視野をさらに広げ、精神を深める為に、そうした自分以外のものと、触れる事はとても大事な事です。
他人は自分の鏡。分かり合えない相手からも、学ぶ事はあるはずです。
そうした姿勢で、自分の心への負担とのバランスを見ながら、価値観の違う人と付き合ってみてください。
まとめ
価値観が合わない人と、うまく付き合う方法
- 考え方の多様性を理解する
- 怒るに遅くなる
- 相手を否定しない
- そういう人もいるさ!くらいの気持ちで
- 一歩引いて付き合う
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