焦りは禁物、と分かってはいても切羽詰まっていると、つい冷静さを失ってしまうことがありませんか?
心の乱れは、更に焦りと苛立ちを助長して、どんどんと悪循環に陥ってしまいますよね。
頭が混乱していると感じた時、できるだけ早く、心の落ち着きを取り戻すために、冷静沈着に考えられる方法についてご紹介いたします。
冷静沈着に考えられる、7つの方法
一歩引いて全体を捉える
忙しい時、焦っている時、イライラしている時など、心が穏やかでないと、どうしても視野が狭まってしまうものです。
一度立ち止まって、一歩引いて全体を見てみると、今、直面している問題の意外な解決方法や抜け道が、ふと見渡したところに転がっているかもしれません。
気持ちが急いでしまっている時ほど、考え方を一つに絞ってしまわないで、全く別の可能性を探してみてはいかがでしょうか。
逆に、気持ちが散乱して作業に集中できないときは、とりあえず一つのことに取り掛かってみて、心が落ち着いてきたら、全体を見て調和をとるようにしてみてください。
呼吸を整える
呼吸は、精神の動きと密接な関係があり、呼吸が落ち着くと、心も穏やかになります。
筆者は以前、弓道をやっていたのですが、弓道の試合で、緊張感が高まって頭がパニックになった時、いつも呼吸を整えることを意識していました。
息をゆっくりと深く吸って、吸いきったところで一度止め、その後またゆっくりと深く吐く、この吸う時に合わせて一動作一動作を行い、精神と身体の調子を合わせていました。
心が混乱している時は、一度ゆったりと呼吸をしてみてください。
呼吸の落ち着きと共に、精神も研ぎ澄まされてくるはずです。
ピンチはチャンス!
忙しくて時間がない時に限って、急なトラブルや用事を頼まれてしまうものですよね。
そんな時は、“ピンチはチャンス”と思いましょう。
迫ってくる時間の中で、目の前に立ち塞がる問題を対処することは、自分の底力・本来の実力を試し、確認できる機会です。
人間は怠惰な生き物なので、普段の余裕のある時間の中では、その豊富な時間に甘えてしまい、実力をほとんど発揮できていないことが多くあります。
ピンチの時ほど、頭をフル回転させ、機転をきかせて対処してみる、“力試し”のチャンスだと思ってみてください。
“なるようになれ”精神で
頭であらゆる予想や計算をして、慎重に行動することも大事ですが、全てを計画通り、手順通りに進めようとすると、突然の“例外”に対処することはできません。
計画通り、スムーズに物事を進めることも実力の一つですが、急なトラブルに対して、適切な軌道修正をすることも、また有能な力の一つです。
ある程度開き直って、“なるようになれ”精神で、どんと構えておくことも重要です。
予想外の出来事に身を任せて、楽しめるくらいの、心の余裕を持つことを心がけましょう。
ルーティーンを持つ
ルーティーンとは、一定の手順で行われる仕事のことです。
イチロー選手が、試合の日の朝食には必ずカレーを食べ、バッターボックスに入る時に、必ず決まった手順を踏んでいるという話は有名です。
また最近で言えば、ラグビーの五郎丸選手がキックをする前に行うポーズも話題ですね。
多くのアスリートも実行しているこのルーティーンは、一種の願掛けやおまじないのようなもので、自分流のうまくいくための法則です。
ルーティーンを持っておくと、いざという時に自分のペースを取り戻しやすくなります。
時には理性よりも直感で
理性は、冷静に考える時に最も大事なもののように思われるかもしれません。
ですが、頭は“考えすぎ”てしまうと余計に混乱し、行動力の妨げになってしまうことがあります。
“ここぞ”という時ほど、直感に従って思い切って行動してしまいましょう。
もしかすると、頭では予想し得なかった、良い方向に向かっていくかもしれません。
周りと比べない
周りに、歩調や考え方を合わせることばかりに気を取られていると、自分のペースを見失って、精神的に疲弊してしまいます。
人によって、歩幅も進む方向も様々であることを理解してください。他人には他人、自分には自分の歩み方が、速度があるのです。
周りに追いつこうと、焦る必要はありません。
あなたのペースで、あなたの道を、あなた自身が主人公となって歩んでいきましょう。
いかがでしたか?
今回は、冷静沈着に考えられる方法について、7つご紹介しました。
焦って切羽詰まった時、直面している問題が手に負えないほど、大きくてややこしいものに思えるかもしれません。
そういうときは、ご紹介したように、呼吸を整え、視点を広げて周りを見渡してみてください。
きっと、思いもかけなかった解決が、見つかるかもしれません。
よく頭で考えつつも勘を研ぎ澄ませて、“予想外”に出会えることも楽しめるほどの、余裕を持って毎日を過ごせるといいですね。
まとめ
冷静沈着に考えられる、7つの方法
- 一歩引いて全体を捉える
- 呼吸を整える
- ピンチはチャンス!
- “なるようになれ”精神で
- ルーティーンを持つ
- 時には理性よりも直感で
- 周りと比べない
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