始めに、みなさんに1つ質問です。学生時代、勉強は好きでしたか?それとも嫌いでしたか?
勉強が嫌いだったという人、意外と多いのではないでしょうか?社会人になり、勉強から開放され、ホッとしている人もいると思います。
しかし、よ~く考えてみてください!自分のスキルアップや転職のためなど、理由はさまざまですが、社会人になっても、人生一生勉強の積み重ねなのです。
では、「なぜ勉強が嫌いなのか?」をひもとくため、「勉強」とは、そもそもどのような行為なのかを解説します。
本来、勉強というのは、自分には無い知識を得たり、スキルを身に付けるための「自己成長」行為です。
とかく目先の苦しさ・面白くなさに焦点が当たりがちですが、自己成長すれば自分で出来る事が増え、他人や周りに依存しなくても、自分の意志で自由に物事を成せるようになります。
その結果、先程もお話した、スキルアップ、自分の望む職種・会社への転職が実現し、収入アップにも繋がります。また、あなたの知識が誰かのお役に立つ事もあるのです。
みなさんが「勉強」への前向きな感情を持っていただいた所で、本日は「勉強がはかどる、試したい5つの方法」をお伝えします。
勉強がはかどる、試したい5つの方法
事前に机を整理整頓する
勉強をはじめる前に、まず机の上には何も置かないようにしましょう。
脳は、新しい刺激に敏感なのです。勉強に集中したくても、マンガが目に入った瞬間に読みたくなったり、歌が聞こえれば聴きたくなり、晩ご飯の匂いがすれば食べたくなってしまいます。
よく日中は集中が出来ないのに、夜になると集中が出来るという人がいます。
本来、人間のエネルギーは、日中の方が高い状態にあるのですが、なぜ夜にならないと集中が出来ない人がいるのでしょうか?
明るい日中は、脳への刺激が多すぎるからです。夜になると暗くなって、視覚への刺激が減るので、その分集中しやすくなるのです。
机の上の物を撤去するだけであれば、すぐ出来ますよね。それだけでも、目に入る情報が一気に減るので、目の前の作業に集中しやすくなります。
まずは、机を整理整頓する事からはじめてみませんか?
脳のための栄養素を摂る
勉強をはかどらせるためには、脳内に栄養が行き届いている事が必須です。
集中するためには、やる気を出すドーパミンや、気分を落ち着けさる、セロトニンといった脳内物質がスムーズに分泌されないといけません。
そのためには、水分と栄養素が必要なのです。
水分とアミノ酸とビタミンB郡を十分に摂取することは、集中力をフルに発揮するための最低条件です。
よく栄養ドリンクを飲むという対処法を実践する人がいますが、栄養ドリンクの主成分はカフェイン、アミノ酸、ビタミンB群がです。カフェインで目を覚まし、アミノ酸で疲労感を軽減し、ビタミンBで神経の動きをスムーズにする事を狙っています。
しかし、カフェインは過剰摂取すると落ち着きがなくなったり、逆に疲労が溜まってしまうので、飲みすぎには注意しましょう。
普段の食生活では、意識して水分、たんぱく質、ビタミンB群(緑黄色野菜)を多めに摂取し、ここぞという時に、コーヒーなどでカフェインを少量摂取する事をおススメします。
まずは、脳内環境を整えてから、勉強をはじめてみませんか?
小さな成功体験を積み重ねる
勉強が、はかどらない原因のひとつに、脳の機能停止(ぼーっとする状態)があります。
この脳の習性を逆に利用し、グッと集中力を高める方法があります。それは、「小さな成功体験」を積み重ねるという方法です。
おススメは、勉強しはじめに、簡単でわかりやすい問題から取り組み、量をこなす事で、「出来た!」という、小さな成功体験を積み重ねるのです。
この方法のメリットは、スタートダッシュがかかりやすく、気持ちもより前向きになり、集中力も増すという所にあります。
みなさん、「小さな成功体験」を積み重ねる方法で、学習意欲が沸く効果を実感してみませんか?
ポモドーロテクニックを利用する
「ポモドーロテクニック」とは90年代初め、起業家のフランチェスコ・シリロ氏によって発明された、「時間管理術」です。
「ポモドーロ」という名前は、学生時代愛用のトマト型キッチンタイマーにちなんで命名されました。
「ポモドーロテクニック」は25分間勉強に集中し、5分休憩というサイクルを4セット繰り返し、4セット目(つまり2時間後)に、長めの30分間休憩をとる、というテクニックです。
この方法のメリットは、短時間(25分間のみ)集中するという、達成可能な目標設定をする事で、勉強に対するやる気・集中力をアップさせる所にあります。
漠然と長時間勉強する時と比べると、勉強の時間効率も、飛躍的に上がる事が証明されています。
みなさんの貴重な時間を有効に使うためにも、「ポモドーロテクニック(時間管理術)」を、ぜひご活用下さい。
自分にご褒美をあげる
「自分にご褒美をあげる」仕組みを、勉強の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?
休憩時間には小さなご褒美を与え、勉強終了後には大きなご褒美を与えるという方法は、ご自分へのご褒美を励みに、学習意欲を高めるのに有効です。
例えば、休憩時間には自分の好きなお菓子を食べる・自然を眺める、いままでの勉強の成果を認めるなど。
勉強終了後には、ペットと遊ぶ・恋人とデートする、スキルアップにより希望職種の転職への道が近づいたと感じてみるなど。
まだ学生のうちは、学校や塾の先生・両親など、他人から勉強に対するやる気の出るサポートをしてもらえますが、社会人のみなさんは、誰もサポートしてくれません!
自ら創意工夫し、自分でご自身の、モチベーションアップ・スキルアップが出来る人でなければ、社会では通用しません!
自力で、「やる気が出る・意欲が沸く」、取り組みをはじめてみませんか?
いかがでしたか?
本日は、「勉強がはかどる、試したい5つの方法」というテーマでお伝えしましたが、別テーマにも応用できる内容です。
大切な事は、目の前にある課題を自力で解決方法を調べ、実行し・検証し・再び実行する。そして、自分に合う方法にたどりつくまで、継続してひたすら改善と繰り返し実行する事です。
この方法を身に付けておけば、後は「継続あるのみ」なのです。
ご自分の未来に自ら期待し、自力で道を切り開いて行ける人になりませんか?
まとめ
勉強がはかどる、試したい5つの方法
- 事前に机を整理整頓する
- 脳のための栄養素を摂る
- 小さな成功体験を積み重ねる
- ポモドーロテクニックを利用する
- 自分にご褒美をあげる
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