自分の気持ちを伝える為に、思った事は言葉にしよう

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みなさんは、普段から自分の思った事を、きちんと言葉にして相手に伝えていますか?

そのうち気持ちが伝わるだろう、言わないのが美徳、そんな風に思っている方、意外と多いのではないでしょうか?

自分を犠牲にする事で、円満に収めようとしていませんか?

周りの人に良く思われたいので、本心は言わないようにしていませんか?

私、当てはまります!というみなさんへ。

本日は「自分の気持ちを伝える為に、思った事は言葉にしよう」をテーマにして、はっきり言うメリット、言う時に気を付ける事をご紹介します。

 

自分の気持ちを伝える為に、思った事は言葉にしよう

自分の発言に価値があると思えるようになる

まず始めに、自分の気持ちをはっきり言うメリットからご紹介します。

第一に、「自分の発言に価値があると思えるようになる」事が挙げられます。

自分の気持ちをはっきり言えない人は、協調性が高いという特徴があり、争い事や波風が立つ状況を極力避けたい!という思いが根底にあるのです。

そのため、自分と違う意見が出てきた場合、自分の意見を言わないという自己犠牲の精神を働かせ、円満に収めようとするのです。

しかし同時に、自分の気持ちを相手に察して、汲み取って欲しいとも思っているのです。

では、どのようにすれば自分の気持ちを、はっきり言えるようになるのでしょうか?

短くてもよいので、「自分の思った事を言葉に出してみる事」から、始めてみてください。

その時にひとつ、大事なポイントがあります!

まず始めに、相手の言う事をしっかり聞きましょう。聞いたら共感してみてください。

その後に、自分の意見を言うと、相手も自分の意見を快く受け入れてくれるようになり、「自分の意見が認められた」という実感が湧き、徐々にではありますが、「自分の発言に価値があると思える」ようになり、自信を持って自分の気持ちをはっきり言う事が、出来るようになるのです。

 

ありのまま・自然体の自分を認め・受け入れられるようになる

自分の気持ちをはっきり言うメリット、第二には「ありのまま・自然体の自分を認め・受け入れられるようになる」、事が挙げられます。

自分の気持ちをはっきり言えない人は、理想の自分を無理に演じているという特徴があり、本当の自分とのジレンマに苦しんでいるのです。

では、どのようにすればよいのでしょうか?

まずは、等身大の自分を見つめ直す事から始めてみてください。

「自分は、今のままの自分で十分に存在価値のある人間だ!」と、勝手に思い込んでみましょう!

すると不思議な事に、自分の発言に自信が持てるようになり、素直に自分の気持ちを言えるようになるのです。

また、聞き手への説得力が増すため、共感を持たれやすくなり、他者評価も上がるのです。

この体験を積み重ねていくと、自分の良い所は勿論の事、悪い所も含め、すべてを認めて受け入れられるようになるのです。

背伸びをせず、等身大の自分で生きる事が、何よりも自分らしく生きる事になるのです。

 

自分の本心に気づく事が出来るようになる

自分の気持ちをはっきり言うメリット、第三には「自分の本心に気づく事が出来るようになる」事が挙げられます。

自分の気持ちをはっきり言えない人は、本当は自分がどう思っているのか?を、把握できていないという特徴があり、ただ漫然と不満がたまっていくのです。

では、どのようにすればよいのでしょうか?

まずは、自分が何を求めているのか、普段から自分の気持ちを考える時間を、定期的に作る事から始めましょう。

つまり、自分の感情を外に出す前に、把握する習慣を身に付けるという事です。

自分の感情(思い)が理解できたら、後は素直に口に出してみましょう!

スッキリとした爽快感と共に、改めて「自分の気持ちをはっきり言うメリット」を、感じる事が出来ると思います。

自分の人生の舵取り役は、他の誰でもなく自分自身です。

自分の気持ちを考える時間を定期的に作る事により、自分の本心を知り、思いを形にして、充実した毎日を送ってみませんか?

 

話す時に大事なのは、まず相手の話を聴く事

ここからは、自分の気持ちを伝える(言う)時に、気を付ける事をご紹介します。

みなさんは、人とコミュニケーションをする時、話す分量と聞く分量、どちらが多いですか?「話し上手は聞き上手」という言葉、聞いた事ありませんか?

人とコミュニケーションをする時、とかく話す事が注目されがちですが、実は大事なのは聴く事の方なのです。

「聞く」ではなく、「聴く」つまり傾聴する(相手の言葉・感情を深く理解すること)事が、重要なのです。

では、どのようにすれば傾聴できるのでしょうか?

ポイント三つを以下に記載します。
1、相手の話の要点を繰り返す
2、バラエティに富んだあいづちをうつ
3、相手の気持ちをくむ一言を最後に添える

上記のポイントを有効に活用し、まずは聴き上手になる事から始めてみませんか?

 

主語を「私」にして気持ちを伝える事を意識してみる

前章で聴き上手になったみなさんへ、最後に自分の気持ちを伝える(話す)時に、気を付ける事をご紹介します。

ポイントは、話しをする時の主語を「私」にして、話しを展開する事です。

例えば、テストで赤点を採って帰宅した子供に、母親が話す場面を想像してみてください。

主語を「あなた」にすると、「あなた!また赤点採ってお母さんは悲しい!」
主語を「私」にすると、「お母さんは、あなたが赤点を採って悲しい!」

二つの例を比較していかがでしょうか?

同じ内容ですが、主語を「あなた」にすると、相手は責められた印象が強くなり、主語を「私」にすると、母親の一意見・感情として、相手は冷静に受け入れやすくなるのです。

みなさんも、主語を「私」にして話す事を意識し、相手に聞き入れてもらいやすい気持ちの伝え方を実践してみませんか?

 

いかがでしたか?

本日は、「自分の気持ちを伝える為に、思った事は言葉にしよう」をテーマにして、はっきり言うメリット、言う時に気を付ける事をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

言わないのが美徳という過去の風習は変化し、グローバル・グローカル社会へと変貌を遂げつつある昨今、自分の気持ちを伝える為に、思った事をはっきりと言葉する事は、もはや必須ではないでしょうか?

是非、この記事を参考にご活用いただき、自己主張のはっきり出来る自分を目指してみませんか?

 

まとめ

自分の気持ちを伝える為に、思った事は言葉にしよう

  • 自分の発言に価値があると思えるようになる
  • ありのまま・自然体の自分を認め・受け入れられるようになる
  • 自分の本心に気づく事が出来るようになる
  • 話す時に大事なのは、まず相手の話を聴く事
  • 主語を「私」にして気持ちを伝える事を意識してみる