最近、よく「コミュ障」という言葉を耳にします。コミュニケーション障害を、略した言い方ですね。
学術的な病気ではないのですが、人とのコミュニケーションが苦手で、友達や恋人が出来ない等、深刻な悩みではないかと思います。
そこで今回は、「コミュ障」について、特に“会話”を中心に改善するために、やってみてほしい事を一緒に見ていきましょう。
コミュ障を改善したい。やってみたい簡単な7つの事
相手の反応を気にし過ぎでは?
誰かと、お話をしようとしても、うまく話すことが出来ないし、話しかけることすら出来ないこともあります。
この時あなたは、話しかけたら相手が嫌がるのではないか、と思っていませんか?
例えば、それがいきなり悪口だと、相手は当然嫌がるでしょう。
だけど、好意的な言葉であれば、それほど嫌がる人はいません。
相手に投げかけたい言葉を、まず自分に投げかけてみてください。
どうです?嫌な気持ちになりましたか?なにもしないうちに、相手のことを気にしすぎて何もしないと、結局失敗も経験も出来ません。
まずは、大丈夫そうな一言を頑張って、相手に伝えてみてくださいね。その一歩から、コミュ障改善をしていきましょう。
相手のことを分かってあげましょう
一昔前に、KYという言葉が流行りましたね。“空気を読めない”の造語です。
相手が明らかに、忙しそうな時や考え事をしている時に話しかけても、嫌がられるのは当然です。
あなたが逆の立場でも、そうではないでしょうか?
あと、話す時の相手との物理的な距離感も重要です。人には、パーソナルスペースというものがあります。
たいていの人は、前方に楕円形状に広がっていると言われています。そのエリアに入られると、人は嫌悪感を抱きます。ですから、話しかける時は斜め前とか真横あたりがベストです。
ここにいても、相手はそれほど嫌悪感を感じません。相手の状況や立ち位置を、意識してあげることも重要なポイントです。
ほんの少しだけ変身しましょう
コミュ障の原因の一つに、自信がないことがあります。そんな時は、自分を少しだけ変身させてみましょう。
例えば、毎晩お風呂に入り使用するシャンプーを、いい香りのするものに変えます。少し髪型を変えてみても、いいかもしれません。
暴飲暴食気味の人は、食生活を見直してみてもいいです。お化粧を少し変えてもいいです。流行りの服を、一着購入して着てみるのもいいですね。
自信を持つということは、すぐに出来るものではありません。ですから、小さなことを少しやってみてください。
まずは、自分の中に変化が現れます。連鎖的に周りの反応も、ほんの少しかもしれませんが変化していきます。
まずは第一歩、出来ることから変えていきましょう。
相手に気に入られる【技その1】
人は自分の話を聞いて、理解してもらえる相手に好意を持ちます。
ですから、まずは聞き上手になりましょう。やり方は簡単です。
相手の話に“あいづち”“うなずき”を、多めに入れるのです。それも、より多くのバリエーションがあるといいでしょう。
「へぇ~」「うんうん」「そうなんだ」などです。自分で思っている以上に、多く返しても大丈夫です。相手の話の邪魔にはなりません。
そして、慣れてきたら次は「オウム返し」です。相手が話した言葉をそのまま言い返します。
「○○が大嫌いなんだよ」と言われたら、「大嫌いなんだ」と返すだけです。こうすると相手は、話を聞いて理解してくれていると感じます。
この人に話をすると、楽しいと思わせる技というのも是非練習して、コミュ障を技でカバーしましょう。
相手に気に入られる【技その2】
コミュ障カバーの、もう一つの技です。少々高度ですが、頑張ってみましょう。まずは、相手のペースを掴むことです。
話をするスピードは、人により違います。ゆっくり話す人や、早口で話す人がいます。
【技その1】を入れるペースを、相手の話すスピードに合わせるのです。
同じ「うんうん」も、早口の人ならば早く返し、のんびりの人にはゆっくり返します。慣れてきたら、更に高度な技を練習してみましょう。
相手の、身振り手振りを真似するのです。
相手が足を組んだら、こちらも足を組む。相手が左を見たら、こちらも同じ方向を見る。相手が手でジェスチャーしたら、同じように手を動かす。
これをやると、相手は似たような感じの人という親近感を抱きます。
コミュ障も技の習得で、ある程度カバーできます。いろいろ試してくださいね。
自分の癖を知りましょう
そもそも人との関わりには、人それぞれ癖があります。
おせっかいな人や厳格な人、子供っぽい人もいるでしょう。心理学では、交流分析という方法で癖を知ることが出来ます。
簡単な質問に50問程度、直観で答えていくだけです。特に、正解や不正解はありませんので安心してください。最近では、ネット上でも出来るサイトが増えています。
一番信憑性のあると言われている、東京大学作成の「TEGⅡ」というものがありますが、それでなくてもある程度、知ることが出来ますので、是非やってみてください。
検索サイトで、「エゴグラム」で検索してください。さて、結果はいかがでしょうか?
これで、癖を知ることも出来ますが、この情報を教えてあげてもいいかもしれませんね。お話のネタになるかもしれませんよ。
毎日続けるコミュ障エクササイズ
コミュ障の最大の障壁は、人と会うのが怖いということです。
これまで見てきたことが分かっていても、最初の一言がかけられない。勇気が出ない。
大丈夫です!意外とみんなそうなのですよ。そして、相手もお話する事に、苦手意識があるかもしれません。
ですから最初は、とにもかくにも“挨拶”です。
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「いただきます」「ごちそうさまでした」「お先にどうぞ」など、子供のころから言われている事ですね。
こんな当たり前のことを、毎日続けてください。挨拶を返してくれる人も、くれない人もいます。返してくれない人は、コミュ障かもしれません。
だけど、大抵は悪い気はしません。そして何より、挨拶した自分自身がとても気持ちがいいです。
まずは「おはよう」から、始めてみてくださいね。
いかがでしたか?
人は誰でも、人との関わりを求めます。人との関わりがなければ、生きることが苦しくなるものです。
それは、食事や睡眠等、最低限の欲求が満たされていれば、次に登場する欲求が、人と関わることだからです。
人と関わることには、恐怖や不快感も絶対あります。
だけど、そこで止まってしまうのは、もったいないです。なぜなら、あなたは素晴らしいからです。
だって、人との関わりで悩んでいるではありませんか。
もっと人と関わって、それを広げていってください。自信を持ってくださいね。あなたは素晴らしい人間なのですから。
まとめ
コミュ障を改善したい。やってみたい簡単な7つの事
- 相手の反応を気にし過ぎでは?
- 相手のことを分かってあげましょう
- ほんの少しだけ変身しましょう
- 相手に気に入られる技その1
- 相手に気に入られる技その2
- 自分の癖を知りましょう
- 毎日続けるコミュ障エクササイズ
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