自慢話ばかりする人の心理を考えてみた

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zimanbanasi-sinri
会うたびに、「ねぇ聞いて聞いて!」と、自慢話をいつもしてくる人、あなたの周りにもいますよね?

話をしている本人は、実に楽しそうに、ご自分の武勇伝などを披露するのですが・・・

正直、それを毎回聞かされる周りの人にとっては、「またかよ!」ってうんざりしますよね?

でも、冷静になって、よ~く考えてみてください!

自慢話ばかりする人は、自分なりに意味があっての事だと思いませんか?

であれば、その理由と特徴、対処法をあなたが知っていれば、そんな人とも上手く付き合っていけるのではないでしょうか?

本日は、あなたとご一緒に、自慢話ばかりする人の心理を考えてみたいと思います。

 

自慢話ばかりする人の心理を考えてみた

なぜ自慢話をするのか?

まず始めに、自慢話ばかりする人は、「なぜ自慢話をするのか?」について考えてみたいと思います。

人は誰しも、自分の能力や価値を認められたい、という思いを持っています。

心を専門に扱う心理学では、この思いを「承認欲求」といいます。

この「承認欲求」の中のひとつに、理想的な自分になり満足したい思う「自己承認」があります。

自慢話ばかりする人は、この「自己承認欲求」が強いのです。

この思いが強いが故に、他人との会話の内容を、すぐに自分にすり替えて、自慢話をする事で、自らが理想とする、自分の世界観に浸り、満足感を味わっているのです。

 

続・なぜ自慢話をするのか?

前章の続きになりますが、「承認欲求」の中にはもうひとつ、他者から認められたいと思う、「他者承認」があります。

特に日本人は、先祖の時代に、村や集落で集団生活を長年してきた経緯があり、「集団(他者)の中での自分の役割やポジション」を、常に意識してきた事から、「他者承認」を重視する傾向にあります。

つまり、如何にして、「他者に自分の良さや優れている所をアピールし、認めてもらえるか?」という事が、集団に属する一員として重要なのです。

その為の最適なツールが、「自慢話をする事」なのです。

 

自慢話ばかりする人の特徴①

前章・前々章では、自慢話をする理由についてお話しました。

今章と次章では、「自慢話ばかりする人の特徴」をふたつご紹介します。

前々章でも述べたように、自慢話ばかりする人は、「自己承認欲求」が強い人なのです。

つまり、表面的には自信に満ち溢れている人なのです。

自分の優れている所を周りのみんなに、もっともっと知ってもらいたい!

自分の良い部分をみんなに自慢している時は、実に楽しく有意義な時間だと、本人は思っています。

自分はこんなにも凄いんだ!と、心の中で暗示するだけで、満足感を得られます。

しかしこの行為は、裏を返せば、心の奥底の「不安な気持ち」からきているのです。

例えば、「自分の価値を認められなかったらどうしよう」、「ちっぽけな人間になんてなりたくない」などです。

このような、不安な思いを心の奥底に秘めている人ほど、「他者承認欲求」が強いのです。

「人からどう思われてるか?」を生き方の大事な軸にしているのです。

しかし、大切なのは、人付き合いにおいて、能力の差なんて気にする必要はないのです!

大事なのは、『自分のありのままをすべて自分自身が受け入れられているかどうか?』なのです。

 

自慢話ばかりする人の特徴②

「自慢話ばかりする人の特徴」としてもうひとつ、「話すくせに人の話を聞かない」が挙げられます。

自慢話が好きな人は、延々と自分の武勇伝を語りたがります。

もし、話の中で、他の人が少し自慢話をしてきたとしても、取り合わず、素っ気ない反応をします。

もしくは、その話に被せて、また自分の自慢話につなげていくのです。

つまり、自分自身のことを周りにアピールする事で精一杯になり、相手の気持ちや心情を察する余裕なんて、まったくと言ってよいほどありません!

聞いてる側がウンザリしている事にも、気付きません!

それでも、話してる本人は大満足なのです!

またひとつ、自分の価値を相手に認めさせたと勘違いするのです。

 

自慢話ばかりする人への対処法

ここまで、「自慢話ばかりする人」の理由と特徴をお話してきました。

最後に、「自慢話ばかりする人への対処法」をご紹介します。

まずは、「自慢話ばかりする人」の良い所を見つける事です。

例えば、「承認欲求」が強い事で、それをバネにして・・・何かしら、成功を収めた人だっているかも知れません。

その成功体験のエピソード(本人にとっては自慢話であっても)から、あなたが「何か学べる事はないのか?」という視点で、話を聞いてみてはいかがでしょうか?

そして、良いと思った所は素直に誉めつつ、「私はこう思う!」という風に、あなたの自己主張もはっきり述べましょう!

彼らの一番の難点は、「相手の気持ちを考えずに、自分のことばかりを主張してくる所」です。

一歩引いて、相手の話に耳を傾けてみる事が大事だと思います。

そうすれば、自然と相手も、あなたの話を聞いてくれるようになるでしょう。

 

いかがでしたか?

本日は、自慢話ばかりする人の理由と特徴、対処法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

いつの時代も、まずは「自分をご自身で、いかに認め・受け入れられるか?」がポイントになります。

つまり、自分の事を好きであればあるほど、人生の舵取りの主導権を自ら握る事が出来、かつ思いに沿って歩む事が出来るのです。

 

まとめ

自慢話ばかりする人の心理を考えてみた

  • なぜ自慢話をするのか?
  • 続・なぜ自慢話をするのか?
  • 自慢話ばかりする人の特徴①
  • 自慢話ばかりする人の特徴②
  • 自慢話ばかりする人への対処法