集中力がわいてくる、簡単な5つの方法

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例えば仕事に取り組む時、みなさんは、いつも集中力がわきますか?

時と場合によりけりだ!という方、以外と多いのではないでしょうか?ではなぜ、いつも安定して「集中力」を発揮できないのでしょうか?

実は、集中力がない根本原因は、すでに解明されています。その原因は2つあります。

1つは、「実行すべきタスクに注目できていない」からであり、もう1つは、「今必要のない情報が脳内を占拠している」からです。

ただ注意散漫は、マルチタスクをこなす人間にとって、必要不可欠な機能であるため、原因の2つを解決するのは、容易ではありません!

しかし、脳のしくみを知った上で工夫すれば、自分自身を「今取り組むべきタスクに集中する状態」に誘導することは可能なのです。

本日は、脳のしくみをうまく活用した「集中力がわいてくる、簡単な5つの方法」をご紹介します。

 

集中力がわいてくる、簡単な5つの方法

机の上を整理整頓する

みなさんは、仕事をするときに、机の上に関係のない書類や本などを置いていませんか?

序章でも述べたように、集中力がない原因の1つは、「今必要のない情報や雑念が脳内に散漫しているから」です。

加えて、今あなたの目の前から入ってくるものも、「不要な情報や雑念」として追加されていきます。つまり、ますます今やるべき仕事に焦点が合わない「集中力のない状態」に陥ります。

作業に取り組むときは、視界に無駄なものが入ってこない、環境を作ることがもっとも大切です。机を整理整頓し、不要なものは一時的に別の場所に移動しておきましょう。

机上環境を整えることで、集中力を削ぐ要因を減らしましょう。

机がきれいになったら、あなたが取り組みたい作業に必要なものだけを並べるのです。それしか視界に入ってこない環境を作ることで、作業だけに脳の焦点が合うようになります。

この方法は、「雑念の多さ」と「タスクに注目できていない」という集中力がない根本原因の両方を解決してくれます。

机の上を整理整頓し、作業環境を整えることから始めてみませんか?

 

耳栓やガムで外部情報を遮断する

もう1つ、集中力を高める効果的な方法として、「外部の刺激」を遮断する方法をご紹介します。

外部の刺激を遮断する方法は、なんといっても耳栓が有効です。耳栓は不要な雑音をカットでき、脳が雑音という負の刺激から解放され、より目の前の作業に対する集中力が高まる効果が期待できるのです。

また、ガムを噛むことも有効な手段です。ガムを噛むことにより、脳内から「セロトニン」を分泌させることができます。

「集中力のもと」と言われる、脳内物質セロトニンは、脳が余計なことを考えていないときに、大量分泌すると言われています。

ガムを咬み続けるという一定動作の繰り返しにより、意識の散漫を防ぎ、「脳が余計なことを考えていない状態」になりやすくなります。その結果、セロトニンが分泌して集中力が高まるのです。

みなさん、耳栓・ガムを噛むことを有効活用し、集中力が高めていきましょう!

 

小さな成功体験を積み重ねる

集中できない原因のひとつに、脳の機能停止(ぼーっとする状態)があります。この脳の習性を逆に利用し、グッと集中力を高める方法があります。

それは、「小さな成功体験」を積み重ねるという方法です。例えば仕事の場合、はじめに簡単で、短時間で処理できるものから取り組み、量をこなすことで、「出来た!」という、小さな成功体験を積み重ねるのです。

この方法のメリットは、スタートダッシュがかかりやすく、気持ちもより前向きになり、集中力も増すというところにあります。

みなさんも、「小さな成功体験」を積み重ねる方法で、意欲がわき集中力が高まる効果を実感してみませんか?

 

ポモドーロテクニックを利用する

「ポモドーロテクニック」とは、90年代初め、起業家のフランチェスコ・シリロ氏によって発明された、「時間管理術」です。「ポモドーロ」という名前は、学生時代愛用のトマト型キッチンタイマーにちなんで命名されました。

「ポモドーロテクニック」は25分間仕事に集中し、5分休憩というサイクルを4セット繰り返し、4セット目(つまり2時間後)に、長めの30分間休憩をとるというテクニックです。

この方法のメリットは、短時間(25分間のみ)集中するという、達成可能な目標設定をすることで、仕事に対するやる気・集中力をアップさせるところにあります。

漠然と長時間仕事をするときと比べると、仕事の時間効率も飛躍的にあがることが証明されています。

みなさんの貴重な時間を有効に使うために、も「ポモドーロテクニック(時間管理術)」ご活用下さい。

 

自分にご褒美をあげる

「自分にご褒美をあげる」仕組みを、仕事の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

休憩時間には小さなご褒美を与え、仕事終了後には大きなご褒美を与えるという方法は、ご自分へのご褒美を励みに、仕事への意欲を高めるのに有効です。

例えば、休憩時間には自分の好きなお菓子を食べる・自然を眺める、いままでの仕事の成果を認めるなど。仕事終了後にはペットと遊ぶ・恋人とデートする、仕事のスキルアップによる満足感を感じてみるなど。

学生さんのように、学校や塾の先生・両親など、他人からのやる気の出るサポートをしてもらえますが、社会人のみなさんは、誰もサポートしてくれません!

自ら創意工夫し、自分でご自身のモチベーションアップ・スキルアップができる人でなければ社会では通用しません!

今、この瞬間から自力で「やる気が出る・集中力がわく」、取り組みをはじめてみませんか?

 

いかがでしたか?

今回は、「集中力がわいてくる、簡単な5つの方法」というテーマでお伝えしましたが、みなさん、いかがでしたでしょうか?

大切なことは、目の前にある課題を、自らの力で解決方法を調べ・実行し・検証し・再び実行する。そして、自分に合う方法にたどりつくまで、継続してひたすら改善を繰り返し実行することです。

この取り組みは、一般にPDCAサイクルと呼ばれており、あらゆる課題解決に幅広く応用できる方法です。今から練習して、ご自分のものにし、社会人として、自力で道を切り開いていける人になりませんか?

 

まとめ

集中力がわいてくる、簡単な5つの方法

  • 机の上を整理整頓する
  • 耳栓やガムで外部情報を遮断する
  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • ポモドーロテクニックを利用する
  • 自分にご褒美をあげる