人間関係をリセットして、人間関係を改善する5つのコツ

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人間関係リセット
みなさんの周りにも一人や二人、自分とそりが合わない人いませんか?

人間は生きている以上、社会と関わり、人と関わりを持つことは必須です。

人と関わる上で重要なのが、常日頃の人間関係です。

人間関係の良し悪しは、その人の人生の幸福度にも、大きな影響を及ぼします。

本日はみなさんに、人間関係がこじれる要因となる、脳と深層心理のメカニズムを含む、人間関係を改善する5つのコツをお伝えします。

 

人間関係を改善する5つのコツ

人間関係をリセットして、人間関係を改善する5つのコツ

人間関係がこじれる要因となる脳と深層心理のメカニズムを知る

動物にとって「種の保存」は最重要命題であり、自然界の危険な状況から身を守る「自己防衛本能」が、脳にプログラミングされています。

未知の生き物(物体)と遭遇したとき、脳は相手を敵(危険物)とみなし、無意識に「闘争」か「逃走」どちらかの反応を起こすようになっています。

人間関係に例えると「闘争」反応とは、攻撃的になる・ケンカ腰になる・イライラする・言い過ぎることであり、「逃走」反応とは、避ける・無視する・黙る・仲間ハズレにする・相手にしなくなるということです。

重要なことは、この反応を「ついやってしまう」というのが、心理学的に言うと「深層心理=無意識のメカニズム」なのです。

この、脳と無意識のメカニズムが、人間関係をこじらせる根本原因である、「感情」と「生理反応」を生み出しているということを、まずはじめに頭の中にいれておきましょう。

これを踏まえた上で、人間関係がこじれている人の行動の特徴を分析し、人間関係をリセットし改善する方法をご紹介します。

 

まずは相手に関心を持ってみる

相手のことを、嫌いだと思っている人は「嫌な面にばかり目を向けやすい」傾向にあります。嫌な面に目を向けるという「逃走」反応により無意識に自己防衛をしているのです。

解決策として、最終的には相手の「良い面に目を向ける」ということです。しかし、いきなり嫌いな人の良い面を見つけるのは、至難の業です。

まずは、相手に関心を持つことからはじめてみては、いかがでしょうか?

・同じ空間に身を置く回数をほんの少し増やしてみる
・偶然聞こえてくる会話から相手の興味・関心事を探ってみる
・別の人から相手の情報収集をする

自分の、相手への思い込み・虚像に気付き、改善のヒントを得ることで、人間関係が前に進むチャンスが生まれます。

 

相手の価値観を尊重する

人間関係がこじれやすい人は、「相手に自分の価値観を押し付け、相手が屈することで自分の価値を感じようとする」傾向にあります。

人への価値観の押し付けという言動での、「闘争」反応により、自己防衛の深層心理が働いているのです。相手は、自分とは違う価値観の押し付けにうんざりし、自ら離れていき、人間関係が疎遠になっていくのです。

みなさん、冷静に考えてみて下さい!生まれ育った家庭環境・教育環境が、まったく違う相手と価値観が違うのは当然なことではないでしょうか?

相手の価値を尊重し・認め・受け入れることが解決の近道になります。

「与えよさらば与えられん」ということわざにもあるように、先に相手を受け入れる姿勢を自ら示し続ければ、そのうち相手も同様に、自分の価値を認め・受け入れてくれるようになります。

お互いの価値観を認められる関係が築ければ、自然と人間関係がスムーズに運ぶと思いませんか?

 

自ら相手に対する姿勢・態度・言動を改めてみる

人間関係がこじれやすい人は、「上手くいかない理由を相手に求め、相手に自ら変わることを要求する」傾向にあります。

みなさんにもご経験があると思いますが、よほどの強い絆・信頼関係があり継続して相手への思いを伝えない限り、相手を変えることは不可能です。

なぜ、相手は変わろうとしないのか?相手は困っていないからです。人間は、窮地に立たされない限り、変化を嫌う生き物なんです。

アドラー心理学を元とする、エリックバーンも「過去と他人は変えられない・変えられるのは自分と未来だけ」と言っています。

唯一の解決策は、エリックバーンの言う通り「自ら相手に対する姿勢・態度・言動を改め・変えてみる」ということなんです。では何からはじめれば良いのか?

一番取り組みやすい方法は、グループでの会話です。相手が普段一緒にいる、複数人での会話に交じり、他の人を介しての間接コミュニケーションに、是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

特に、おもしろい話題でみんなが笑っているときが絶好のチャンスです。お互いの笑顔は相手への印象を良くし、人間関係が好転する要素を多分に含んでいるのです。

今、この方法いいなぁ!と思ったそこのあなた、思い立ったが吉日!一度試してみませんか?

 

人間関係の課題に学び・ともに歩んでくれる別の人を探してみる

これは、人間関係だけに限ったことではないのですが、今、目の前にある課題に関係している人は、自分にその事を知らしめる為に現れているのです。

例えば、あなたを見下す人が現れれば、「自分はもっと大切に扱われたい」という願望があることに気付きますよね?

課題に最初に関わる人は、課題に対する自分の本当の願望を「気付かせる」という、役割のみで任務終了です。

あとは、自分をもっと大切にしてくれる、「別の人を探す」だけなのです。

 

いかがでしたか?

とかく、固定概念が邪魔をしがちですが、自ら行動すれば、いくらでも人間関係も含めた環境は、自ら変えることができます!

ご自分の問題の裏にある、「本来の願望」を発見し、人間関係の改善のために今から動いてみませんか?

 

まとめ

人間関係をリセットして、人間関係を改善する5つのコツ

  • 人間関係がこじれる要因となる脳と深層心理のメカニズムを知る
  • まずは相手に関心を持ってみる
  • 相手の価値観を尊重する
  • 自ら相手に対する姿勢、態度、言動を改めてみる
  • 人間関係の課題に学び・ともに歩んでくれる別の人を探してみる