嫌味な人と、うまく付き合う5つの心得

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iyaminahito-tukiau
職場でもご近所でもプライベートでも、嫌味な人って必ずいますよね。

嫌味を言われると不愉快だけれど、いちいち反論していたらキリがありません。

また、立場や相手によっては、反論するわけにはいかない場合もあります。

何より、相手の嫌味に反論して、トラブルになってしまったら損をしてしまいますよね。

では、どうしたらいいでしょうか?そこで、ここでは嫌味な人と、うまく付き合っていく心得を7つお伝えしていきます。

 

嫌味な人と、うまく付き合う5つの心得

聞こえないふりをして場を離れる

嫌味があなたの前で、あなたに直接言っていない場合に使えます。

明らかにあなたへの嫌味なのですが、聞こえよがしに他の人に言う人っていますよね。

そんなときは、完全に聞こえないふりをしましょう。もちろん、聞こえないふりをしていることは相手にも解りますから、それ以上の不愉快を避けるためにその場も離れます。

ポイントは、表情を変えないことです。不機嫌な顔・呆れた顔・傷ついた顔、それらを見せないように、むしろ少し口角をあげて、姿勢を正してさっそうとその場を去るのです。

「あなたの嫌味なんて自分には通じない。勝手に言っていてください」の気持ちで、でも攻撃的にはならない「カッコイイ人」になりましょう。

そんな習慣がつくと、嫌味を言う人が、ただのカッコ悪い人にしか見えなくなり、気にならなくなります。

 

「嫌味族」という人種だと諦める

嫌味を言う人・する人は、元々の性格なのか、そういう風になる環境で育ったのか解りません。ですが、自分の気持ちに支障をきたすことを、言ったりしたりすることは事実です。

それならば、その人を「嫌味族」という人種だと密かに認定してしまいましょう。

「人種」ならば、その人に対して「直してほしい」とか「嫌な人だな」とか、「なんでこの人は、こうなのだろう」とか、悩む必要がなくなります。

それは、「人種」なら仕方がないと諦めることができるからです。

諦めがつけば、その人の言う嫌味は、その人種の言語にしか聞こえなくなります。そして、「ああ、また言ってる」くらいにしか気にならなくなってきます。

 

笑顔でリピートする

嫌味には、何種類かあります。代表的なのは「嫉妬からくる嫌味」「完璧主義者による嫌味」「軽視からくる嫌味」です。

それが、明らかに解る嫌味の場合は、その嫌味を笑顔でリピートすることで、かわすことができます。

例えば・・・
嫉妬からくる嫌味の場合
「お前が選ばれたの?たいした実力もないくせに、運がいい奴はいいよなー。」
→笑顔で「そうだな。運がよかったんだなー。」

完璧主義者による嫌味の場合
「ちょっと!この時間でこれだけしか出来ないの?ここまでは、やってもらわないと困るのだけど!」
→笑顔で「そうなんです。私はこれだけしか出来ないんです。出来る○○さんは素晴らしいと思います」

軽視からくる嫌味の場合
「こんなことも出来ないなんて、さすが資格を持ってない奴は違うよな。何が、現場でたたき上げられただよ」
→笑顔で「そうですね、やっぱり資格を持ってないとお役に立てないこともありますね。精進します。」

などです。

こうして、笑顔で相手の嫌味の言葉をリピートすると、相手は返事に困り、それ以上嫌味を言えなくなります。

相手は、あなたが嫌味をまともに受けて傷ついたり、逆に反発してくることを予測していたからです。

このような攻撃的な嫌味は、笑顔でリピートしてかわしているうちに、あなた自身が慣れて気にならなくなってきます。

 

受け止めてお詫びを言う

嫌味の中には、あなたの不注意に上げ足をとって、言ってくる場合もありますね。その場合には、この「受け止めてお詫びを言う」方法が効果的です。

例えば・・・
「何回間違えれば覚えるんだよ!学習能力ないのかよ!」
→「おっしゃるとおりです。またやってしまいました。申し訳ありません。」

「これ、この前言ったよね?!1回で覚えて!」
→「おっしゃるとおりです。確かに教えていただきました。申し訳ありません」

などです。

一見、間違えたり覚えなかったりする、あなたが悪いように思いがちですが、そうではありません。

何回間違えると言っても、時と場合によっては、変えなくてはいけない場合もありますし、同じことでも、上によっていう事が違えば、似たような間違えは生じます。

1回で覚えてと言われても、人はそもそも脳の仕組み上1回で物を覚えません。

ですから、上記のように自分が出来ないことで嫌味を言われても、嫌味の内容そのものを気にすることはありません。

このような場合は、事実だけを受け止めて、お詫びを口にすれば大丈夫です。

そもそも、こんな嫌味をいう先輩や上司や同僚は、どんなに仕事が出来ても人に好かれません。もちろん、あなたも上手くやっていこうと思わなくていいのです。

仕事は、向上目指して頑張りつつ、この手の嫌味をいわれたら受け止めて詫びる。そうすると嫌味を言う方も、嫌味を言ったら受け止めるし、謝るし、普段頑張っているしと、あなたに対する嫌味の頻度も減ってきます。

 

労ったら穏やかに質問する

嫌味を言う人の中には、自分だけが頑張っていて、人は頑張っていないと、誤解している人がいます。

これは、嫌味を言われた方は悔しいものです。こういう時は、穏やかに質問するとかわしやすいです。

例えば・・・
[事例1]
Aさん男性は、暑いさなか営業に行っています。あなたは、涼しいオフィスで事務作業をしています。ここに、不公平はありません。与えられた作業をそれぞれやっているだけです。

でもAさんは嫌味をいいます。「いいよなあ事務は、涼しい中で誰でも出来る仕事してればいいんだからさあ」。

Aさんは、事務は誰でも出来る簡単な仕事で、自分は暑い中、自分にしか出来ない仕事をしていると誤解しているのです。

あなたは、まず心を落ち着けます。そして、穏やかな口調で労い質問しましょう。

「暑い中、本当にお疲れ様です。でも私たちは、たくさんの伝票と資料をまとめて、営業に必要な作業を、毎日繰り返ししております。私は、そんなにお役に立てていませんか?」

[事例2]
男性Bさんは、ビジネスマンで毎日会社で頑張っています。あなたは主婦業で、誰よりも早く起きて家事をこなし、子育てに奮闘しパートで家計を助けている。ここに不公平はありません。
でもBさんは嫌味をいいます。「主婦は楽でいいよな。俺は一生懸命仕事をしてるというのに」

Bさんは主婦業が楽で、外に働きに行っている自分だけが、頑張っていると誤解しているのです。

あなたは、まず心を落ち着けます。そして穏やかな口調で労い質問しましょう。

「私たちのために働いてくれて、本当にありがとう。あなたには感謝しいる。でも、家事と育児とパートであなたを支えることが私のやり方なの。私はそんなに、あなたの役には立ててはいませんか?」
自分だけが頑張っていると誤解しているうえで、嫌味を言う人には、誤解を解こうとしても無駄です。

頑張っていることに、労いの言葉をかけてあげた後に、「自分はそんなに役に立っていないか?」と質問することによって、相手の嫌味をかわすことができます。

それは実際、あなたは自分の仕事をこなして役に立てているので、相手は反論できないからです。

 

いかがでしたか?

嫌味を言う人にも、いろいろなタイプがあり、それに対して、いちいち怒っていたり傷ついていたりしたら、神経が持ちません。かといって、完全に無視をしたり付き合いをやめたりするわけには、いかない相手もいますよね。

そんな時は、上記の5つの方法のどれかを使って、かわしてみてください。慣れれば、嫌味なんて自分のダメージでもなんでもなくなります。

あなたが、嫌味な人をかわしながら、難なく付き合っていけることを心より願います。

 

まとめ

嫌味な人と、うまく付き合う5つの心得

  • 聞こえないふりをして場を離れる
  • 「嫌味族」という人種だと諦める
  • 笑顔でリピートする
  • 受け止めてお詫びを言う
  • 労ったら穏やかに質問する