一匹狼を極めてみよう

Pocket
LINEで送る

ippikiookami-kiwameru
はじめに、みなさんに1つ質問です。「一匹狼」という言葉から、どのような人を思い浮かべますか?

「自分勝手な人」「孤独」「やり手」など、人それぞれだと思いますが、良いイメージ・悪いイメージ、どちらの印象が強いでしょうか?

私たち日本人は、悪いイメージの印象の方が強いのではないでしょうか?では、なぜそのように感じるのでしょうか?

日本には元来、村社会の文化・風習があり、長年集団生活が基本とされてきたために、ルール・決まりを守らず、自由に行動する「一匹狼」は、集団の統率を乱す存在として、嫌がられてきたという過去があるからなのです。

しかし現在、時代は変わりつつあります。少子高齢化による核家族化が進み、終身雇用制度が崩壊し、個人で事業をされる方が急増し、雇われのサラリーマンであっても、個人事業主と同じように、「一芸に秀でた知識やスキル」を求められる時代に突入しているのです。

つまり、昔の村社会で求められていた「平均点」では生き残っていけない時代に突入しているのです。

本日は、今の時代をたくましく生きていく1つの手段として、一匹狼を極めて生きていくメリット5選を、「一匹狼を極めてみよう」というテーマで以下にご紹介します。

 

一匹狼を極めてみよう

人はなぜ群れるのか?

まずはじめに、人はなぜ群れるのか?みなさん、どう思いますか?

諸説ありますが、以下に代表的なものをご紹介します。

①「人づき合いの出来る社会的標準にかなった人間」
であるという、メッセージを周りに発する事ができ、かつ自己承認欲求を満たせるため

②「群れる」=「集団に属す事」
により、ルールや規則に従い言動をすれば、集団に守られ、安全・安定を確保できるため

③「群れる」ことにより、自他の強みを活かし合い、欠点を補い合う
ことにより、1人では出来ない物事を成し遂げる可能性が広がるため

③は「群れる」ことによる、前向きなメリットですが、①②は保身のために「群れる」のです。

ここで1つ、みなさんに大切な事をお伝えします。

特に私たち日本人は、「群れる」=「保身」の傾向が強いのです。

なぜなら、私たちの先祖は農耕民族であり、集団生活のルールに反し、「単独行動をすること」=「死の危険性が高まること」を
意味していたのです。

まず、私たち日本人のDNAに「群れる」という習性が書き込まれているということを理解しておきましょう。

 

マイペースで物事を前に進めることができるようになる

「群れる」という事の、最大のデメリットは、無意識に「周りに合わせてしまう」という、集団心理が働くという所にあるのです。

身近な例を挙げると、最近よく「起業セミナー」が全国各地で開催されていますが、1度参加しただけで起業する人はごく稀で、
2~3年通い続け、未だに起業していないという人が大半なのです。

では、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

①「起業セミナー」という集団に属した事により「安心感」を得たため

②「周りに起業した人がいない」という、周りの価値基準を自分に無意識に同化させ、起業する事により起こり得る、「不安定感」を恐れるが故の、甘えや逃げからくる行動力の低下・保身行為

大事な事は、自分の価値基準に従って、マイペースで物事を前に進めることなのです。

その点、一匹狼ならば、群れないので、周りの価値基準の悪影響を受けなくて済むのです。

一度きりのご自分の人生、自身が船長として、ご自分の望む方向へ、しっかりと舵取りをしていきませんか?

 

どんな主張を持った一匹狼にも、必ず支持者が現れ、サポートしてくれるようになる

「群れない」一匹狼を貫くには、確固たる「信念」と、それを広める発言力・行動力が必要不可欠です。

誰に何と言われようとも、自分の想いを熱く語り続ける、ぶれない一貫性を示し続ければ、必ずあなたの想いに共感して、共に行動してくれる支持者が不思議と集まってくるのです。

この支持者は、集団内に「群れている」時に現れる人とは違い、数は少ないけれども、深く関わり、最強の参謀役・協力者となり、またあなたの活動の宣伝や新たな人の輪を広げてくれる、かけがえのない存在になってくれるのです。

あなたの「信念」は何ですか?

また、どうしても実現したい「想い」は何ですか?

どんなに貧しくても、それを貫き通す「覚悟」はありますか?

上記3つの質問に、明確に・即答が出来たあなた。

迷わず「群れない」、一匹狼の道を歩みはじめてみませんか?

 

常に人の意見を素直に・感謝の気持ちで受け入れ、自分の人生の選択肢として活用が出来るようになる

「群れない」一匹狼を貫くには、一人でも多くの人と交流したり、本を読むなどして、自分にはない「新たな価値観」「考え方」を得て、いざという時の選択肢を常に増やし続ける事が大事です。

人生は、毎日が選択の連続です。特に「群れない」一匹狼を貫くには、自分の選択の良し悪しが、人生を大きく左右するのです。

そのため、各選択時の判断基準となる選択肢を、どれだけ多く持っているか?否か?が大切なのです。

この視点で物事を捉えられるようになると、他人の耳の痛い話しも、自分の選択肢を増やす材料として、感謝の気持ちを持って、素直に受け入れ、活かそうという気になりませんか?

 

人の成功事例を参考に、自分に合うように自由にカスタマイズでき、活かせるようになる

最後にみなさんへ、1つわかりやすい事例を元に、「群れない」一匹狼という生き方のメリットをご紹介します。

世の中、芸人さんブームが続いていますよね?

芸人さんになるにあたり、大きく2つの入り口があるということをご存知でしょうか?

①芸人さんの養成学校で学び、卒業後、ピン芸人として活動していく方法
(※今回、「群れない」一匹狼というテーマのため、あえてピン芸人という設定にしています)

②実力のある芸人の師匠に弟子入りし、お師匠さんのお世話をしながら、芸を身に付けていく方法
(※「群れる」集団という設定です)

では、②に比べて①のメリットは何だと思いますか?

まず何と言っても、②のような師匠の縛り・ルール・規則に縛られず、自由に自分基準で芸を創作し、活動が出来るという所。

そして、何より重要なのは、売れている芸人さんの成功事例を参考に、自分に合うように自身の強みと掛け合わせて、自由にカスタマイズが出来、自分のものとして活かせるという点にあるのです。

ポイントは、「自由である」という事と、カスタマイズをして自分に合うまで、改良し続ける努力を「継続し続ける事」なのです。

世の中の多くの商品・サービスは、「無」から「有」を作り出したのではなく、あるもの同士の組み合わせで生まれているのです。

この発想を常にポジティブに持っていれば、「群れない」一匹狼という生き方も悪くないと思いませんか?

 

いかがでしたか?

本日は、一匹狼を極めて生きていく、メリット5選を「一匹狼を極めてみよう」というテーマでご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

一般的には、年齢を重ねれば重ねるほど、職場や家庭・プライベートでの役割は増え、重みは増すため、自由度は低くなり、自分らしい人生は歩みづらくなると考えられています。

しかし本来は、ステージが上がれば上がるほど、自分の裁量如何で選択が出来るため、自由度は高くなるはずなのです。

世の中やご自分の経験からくる、固定概念に囚われて、ご自身の可能性を狭めていませんか?

思い切って、「群れない」一匹狼という生き方も、選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

一匹狼を極めてみよう

  • 人はなぜ群れるのか?
  • マイペースで物事を前に進めることができるようになる
  • どんな主張を持った一匹狼にも、必ず支持者が現れ、サポートしてくれるようになる
  • 常に人の意見を素直に・感謝の気持ちで受け入れ、自分の人生の選択肢として活用できるようになる
  • 人の成功事例を参考に、自分に合うように自由にカスタマイズでき、活かせるようになる