人をまとめる、5つの極意

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人をまとめるのは、牧羊犬の仕事に似ていませんか?

あっち、こっちと動き回る羊を、追いかけたり・軽く吠えたりと、いろいろなテクニックを使って、迷子を作る事なく、まとめていきます。

私たちも友人同士なら、旅行の計画を立てたり、仲間内でイベントの企画をしたり、ご近所なら自治会の会合や、子供の学校関係など、いろいろな場面で意見をまとめる状況にぶつかる事は、案外多いですね。

普段の生活の中でリーダーとしてまとめる、または一員として参加するにしても、みんなをまとめる時に気を配りたいのが、「周囲のバランスをとる事」です。

そこで、牧羊犬の気配りを見習った、「みんなのまとめ方」を考えてみました。

 

 

人をまとめる、5つの極意

問いかけ(相手に気付かせる)

牧羊犬は、羊が好き勝手な方向へ移動しかかると、群れから外れないように走り寄って、群れに戻るよう注意を促しますね。

これは『問いかけ』に似ています。お題を決めても、話が脱線したり、各人が言いたい事だけ言い放って終わることが、しばしばあります。

リーダーであれば、これを避けたいものですね。そこで『質問』の形で方向を修正したり、一方通行になっている話を「会話」に戻したりします。リーダーでなかったとしても、参加者の一人として『問いかける』事で、他の参加者に気づかせる事も可能です。

友人同士なら気心も知れていますので、直接指摘しても気を悪くすることもないでしょう。ですが、ご近所となると少し気配りが必要になりますね。年齢も違えば職業も違うので、会話の運びも異なります。

そこで、指摘するのではなく、問いかけをすることで自ら軌道修正を出来るようしてもらいます。

 

それぞれを尊重する

牧羊犬は、いつも羊を追いかけてはいません。1頭1頭の行動は尊重し、各羊が自由に動くのにまかせます。また、動かない羊には、近寄って様子も見ます。よく観察していますよね。

これと同じように、誰か一人の意見だけでなく、その場に居る人全員の意見、希望が出るようにします。これは、なかなか難しいんですね。

友人間でも、ご近所でも、力関係が出来上がっている場合があり、「意見を出しずらい人」と言うのが存在してしまいます。出来れば、声をかけて、どう思っているか、発言できるチャンスを作ってあげるようにします。

場合によっては、チャンスが回ってきた事に困惑する人もいます。ですが、発言する、しないはその人の選択に任せ、チャンスだけは公平に訪れる配慮はします。

なぜかと言うと、発言チャンスがあったにもかかわらず、発言しなかったのは本人の意思なので、後から「私の意見は聞いてもらえなかった」などの、不満が出るのを避けられます。

 

仲間が同じ目標に向かっている(促し、理解させ、満足させる)

日本人は、会話(議論)が苦手と言われます。なぜか反対意見が出ると、意見ではなく自分自身を否定されたと理解するようです。

なので、ここでも牧羊犬の促しを利用してみます。みんなに向かっている目的地は一緒、同じゴールだよ、と気づかせる事で、みんなに自発的にその方向へ進む意欲を植え直します。

いがみ合った人間が、何か合意点を見つけるのではなく、仲間が自分たちの為に立てた目標の為に話をしている、その意識を持つように取り計らいます。

また、各人の発言の時に、きちんと聞く努力をし、周りにもそうしてもらいます。たとえ、その意見があまり面白みがなくても、内容が薄くても、何を言おうとしているのか、一通りは耳を傾けます。

発言の途中で遮る事がないようにしたり、意見がまとまりに欠けているようなら、質問をしてあげたりして、方向性が見えるように手伝い、少なくともすべての人が発言したと言う状態にします。

発言をした、と言う事は参加した実感を得られるのです。

 

時には「吠える」事も大事

牧羊犬は時々吠えます。これは、私たちの場合、声を荒げて威嚇するわけではありません。

いくら気を配って、各人が<自発的に・友好的に>話に加わるように仕向けても、場の雰囲気を理解できない人、自己主張の強い人が存在します。

誰かが協調性に欠ける時は、はっきりと伝えることも大切ですね。

 

個々の意見の妥協できる点を探す

話し合いで、一番大変なのは、結論を出すところでしょう。なぜなら、全員の意見が一致する事は、まずあり得ません。

最終的には、多数決になる事が多いですが、採決の結果が四部六くらいだと、大抵の場合不満が残ります。この不満は、解除できません。

ですが、友人同士や、ご近所さんの場合、この不満はできる限り少なくしたいものですね。不満をなくすことは出来ませんが、薄めることは可能です。

出てきたそれぞれの意見で、妥協できる部分を探して見ることです。そこで、いくつか意見の出たところで、この妥協の提案をする、もしくは自分で妥協案を考えて提案して見たりします。

つまり、極力参加者全員の意見が取り入れられた結論に作り上げていくわけです。5人いて、5人ともが妥協するならば、これはいい結論を出したと言えるでしょうし、全員が納得しやすいです。

もちろん、この時に絶対『我』を譲らない人も出てくるでしょう。幼稚な分からずやには、多数決に従ってもらいましょう。

 

いかがでしたか?

友人、ご近所さんたちの意見の取りまとめで気をつけたいのは、「蚊帳の外」になる人を作らない事と、大きな不満を残さない事が、うまく取りまとめる事につながるように思います。

配慮は十分にしながらも、必要があれば示唆する必要もあります。牧羊犬のように「取りまとめのプロ」くらいの自信をもって、迷える羊たちを気を配りながらまとめてみてあげてください。

この記事が、少しでもあなたのお役にたつ事を願っています。

 

まとめ

人をまとめる、5つの極意

  • 問いかけ(相手に気付かせる)
  • それぞれを尊重する
  • 仲間が同じ目標に向かっている(促し、理解させ、満足させる)
  • 時には「吠える」事も大事
  • 個々の意見の妥協できる点を探す